2020年2月26日水曜日

新型コロナウイルス 対策など

注意)以下の内容は記載時における院長の個人の私見によるものであることを予めお断りします。

開院当時に新型インフルエンザH1N1(2009)の騒動があったのが
よい反省になっているように思えますが、
10年経ってもう定着しており、インフルエンザの年間の死者数は死亡統計上
3000人、2019年1月では1685人がなくなっていて、1日あたりにすると
54人ということになり、現在のコロナウイルスに比べれば如何に多いかと
判断できるはずなのですが、報道されればいかにも多く 
されなければなかったかのように錯覚する現状で 「想像力」と「冷静さ」が
どれだけ重要か痛感します。

連日、死者の報道や若年者の重症例などが報道されると
新型コロナウイルスがとんでもなく恐ろしく思えるものの、致死性が高いことが
恐ろしいのではなく、「感染力」が高いことこそ恐ろしいのであって

武漢では、集団の会食で広がったらしい
日本でもクルーズ船のDMAT隊員や救急隊員ですら(装備十分なのに)感染
どうも熱帯地域や南半球ではまだひろがってない
SARS MERSも一定のポイントで患者数は減少する

ここ数か月で拡大が抑え込めるかどうかがカギなのは間違いないのでしょうが
ほぼ「皆かかっていくものだ」というくらいの覚悟(つまり慌てないということ)
それから できる限りかからないのはどうするか 何ができるか 
これを考えることになります。

空気感染や飛沫感染があったとしてもそれが主ではなく
指先から自身の粘膜へ付着させる接触感染が主な感染ルートではないかな
(DMAT隊員や救急隊員での感染)
と思われ、
最も危険な感染場所は 病院、医院ということになりそうで
そこのドアノブ、取っ手が一番多数にさわられることになりそう
と、いうことで、院内にも徹底的に掲示をしてみました。

本当は手指消毒液を来院患者さんの分すべてに用意したいところですが
昨今の事情で自身や職員の分ですら入手困難な状況です。
30秒1回の手洗いより 15秒2回の手洗いが残存細菌・ウイルスすくないという
データもあるらしく、とにかく、院外に出られたらできるだけすぐに
手洗いをおねがいしたいところです。