2020年10月12日月曜日

インフルエンザワクチン

予想通りの予約集中になり、お電話も通じにくくご迷惑おかけしております。

電話がつながらないから直接来院予約しに来た と いう方も数名おられました。

直接来院では予約受け付けない と お伝えしたところでお怒りの方もおられました。

もう、コロナの騒動など 気にされない方もおられるのかもしれませんが

「三密を避ける」 ことで 医療機関としては 当院は 必死になっております。

発熱やせき、なんらかの症状のある方は別動線からの案内はもちろんですが

ハイリスク患者さんの予約外来 

WEB予約での診療混雑緩和 混雑回避のため処方日数での調整

一方で 診療は当然ですが、内視鏡など各種検査、検診 そして 今回のワクチン接種など

時間帯もふくめ、「管理された状態」でご案内しております。

「受付」でも 混雑や 密 になることをさけるため

また、待合室や屋外でも行列にならないように あえて 電話のみでの

受付にしております。

一方で、定期受診されている方々には事前にご案内し、診察時での接種を進めています。

行政からのいろいろ補助もありますが

結局 当院に入ってくるワクチンは 「昨年実績」(去年接種した本数)のみで

それ以上の追加もありません。

季節性インフルエンザが流行するか? と言われれば 何とも不明も

(おそらく流行らないと個人的には考えていますが)

冬季 発熱した時に コロナかインフルエンザかわからない時

「少なくともインフルエンザに関しては重症化防げるだろう」という対策が

特に感染弱者、高齢者の方々には必要だろう ということです。

(同様に、脳症肺炎リスクのある小児、妊婦さんも公的補助があるのはそういう理由です)

限られた数 誰にうつのか どう 予約をとるのか

それぞれの医療機関に「丸投げ」されている状態です。

近隣の医療機関で随時接種を継続されているところもまだあります。

統一した対応が、行政、医師会からも求めれられておらず 方策もないので

当院は当院なりの対応しかできません。

「(過去の)診察券があるのだから」とか「家族の分も」とか

いろいろ事情はおありで苦情もうけますが、地域に対してどう接種(他、検診や診療も)

すすめているのか

もう少し、俯瞰的 余裕をもってご理解ご協力いただければ助かります。

いろいろ怒られてもどうしようもなく、

対応する職員や私も疲れてしまいます。

京都で楽しく飲食して熱が出ました、と、発熱外来に来られたら

こちらも仕事とはいえ、何ともやりきれない思いが募ります。


  

2020年9月29日火曜日

丸投げ ですがな!

新型コロナウイルス感染者数は一応の減少をみて、やれやれなんですが

インフルエンザワクチン うて (すでに入荷分は予約でいっぱい)

肺炎球菌ワクチン うて (もうこれも出荷調整)

検診 しなさい (一般の診療とワクチンとわけてさらに)

これまで、行政(保健所)がやってきた 発熱者の相談受付を

一般診療所でやりなさい と いうわけですが

10月からというのに、「大津市」と「大津市医師会」の契約予定が

「滋賀県」と「大津市医師会」に変更になり

詳細な説明もないまま、(県医師会長あて)委任状出せ

どのくらい検査できるか書類出せ と。

各種 補助金出す と 既存の文書案内はあるものの 個人防護具もまだ

充分数確保もできないですし、

何より、検査方法が、医院分では 迅速抗原キットのみしか認めない

(今後 鼻の入口をぬぐうものも認められそうですけど)

つまり、最大限の防護策をとってからでしか検査ができない事態です。

完全武装して、検査して、除装して、消毒して、と これだけで1時間以上かかります。

しかも、実際の検査キット代金の購入価格がとても高くて

(1個単位で販売してくれないので10個まとめてナンボの世界で在庫を抱えることになります)

保険診療でカバーされる代金はそれを下回るくらい

なおかつ、個人防護具の代金(1名3500-4000円)これに事務、看護師加えたら3倍

医師人件費など、とてもとても、でてこない。

日にせいぜい1-2件しかできないのに 毎日1万以上の赤字を発生させて

義務感だけで継続できますか??? という 謎の状態になってます。

軽症で心配だから・・・という方々が押し寄せたら 

本当に検査が必要な(重症化したら死んでしまう、早期診断治療の必要な)方への

対応など、個々の医院レベルでとてもできなくなってしまいます。

今後、当院でどういう対応ができるのか? まだ、何とも結論は出せませんが

これまでのように、「熱が出たからインフルエンザの検査を気軽に」なんてことは

到底できません。

現在、診療継続している、在宅療養中の方、がん治療中の方、各種臓器機能低下が明らかな方、超高齢の方、

これらの方々以外へのコロナ検査や インフルエンザ検査は

できないのではないかと思っております。

内視鏡検査含めて日常診療で感染防護体制とりながら進めていくだけで

もう限界です。(ココロも折れそうになります)

2020年8月4日火曜日

オンライン帰省

新型コロナもすっかり「日常」に 溶け込んでしまった
生活様式の問題だけでなく、当たり前に周辺に感染者がいる状況に
なってしまっています。

本当に初期は「かぜ」か「コロナ」か 判断のしようがありません。

特に、小児や若年者 無症状感染者がどのくらいいるのか
もうわからないですが、世代をまたいでの「三密」特に「食事」は
高齢者にとっては危険としか言えないです。

大津市民病院の最前線(呼吸器科)の先生からの情報ですが
ごく軽い症状の「新型コロナ感染症」でも 結局 CTでは「肺炎」が認められるそうです。

簡単にいえば、組織(肺)の血管がボロボロになる
同じことで、全身に広がれば 心臓や頭(脳)の血管も大ダメージをうける
恐ろしい病気であることに違いはない と。

少し難しいですが 諏訪中央病院の玉井先生の コロナマニュアル 医師編
http://www.suwachuo.jp/info/2020/04/post-117.php

公立陶生病院 感染症内科 武藤先生のスライド 
https://www.covid19-taskforce.jp/opened/coronanews0726/

このあたりが専門的ですが 参考になります。

LINEやZOOMでなくても ブラウザだけで
TV電話できる オンライン帰省.com お勧めです。
https://online-kisei.com/
ぜひ 試してみて下さい

2020年6月30日火曜日

大津市医師会のPCR検査も「唾液」に

時間はかかりましたが、大津市医師会で行っている新型コロナPCR検査
ようやく「唾液」での検体採取になり(7/1から)
検査する医師の感染リスクは大きく低下(やれやれ安心)となります。

PCR検査、いつでも、だれでも、というわけにはなっていません。
保健所へ電話しても、基本は「帰国者(濃厚)接触者」の拾い上げ姿勢に
かわりはないようです。
大津市医師会実施のものも 毎日 すぐ実施 ではありません。
「大津市医師会員の医師による診察を経た者で、PCR検査を医師が必要と認めたもの」
と、いうことで、患者さんの希望によるものではありません。

月曜から木曜の午後で前日12時締切の完全予約
水曜午後から金曜午前までは早くとも翌週月曜日の検査実施
金曜午後から翌週月曜午前までは早くとも火曜日までの検査実施になります。
これまでは「大津市民」限定でしたがこの規制もなくなります。
(予算とかの都合などいろいろあるのです)

新型コロナウイルス感染症、「軽症」とされるものでもCTレベルで肺炎が
認められるのは大津のこれまでの症例経験の蓄積でも間違いないようです。

いかに、重症化を早期に食い止めるか(重症化する恐れのある人の早期診断)が
最重要の課題であって、
多くの無症候感染者の「不安」(場合により「不満」)で
医療機関や検査が埋まってしまえばすぐに機能不全をきたします。
結局、行政(滋賀県)が言っているほどの検査拾い上げの体制は組めていません。

大津市医師会実施のPCR検査も担当医説明会では「3-4か月」の限定と
いうことでした。今後に関しては全くわかりません。

何より、この「非常事態」に医師会長含め、幹部役員の改選を平気で行いましたから
「どういうつもり」なのかさえわからない 責任って?え? という
現状です。

新しい日常 に 向かっているのですけど、
やはり 一定数の がん 脳卒中 心筋梗塞 は出てきてますし
それを 誰が診たのか というところで 自分が診てなければ大丈夫 という
わけではありませんでした。
まさかの進行がん や 持病のある老夫婦の方で元気だった方が脳卒中で先立たれ
あとの介護や生活はどうするんだ? という 事例が起こってます。

大津市がとめていた検診も再開されています。
コロナがおちついているうちに、必要な検診検査(歯科や眼科なども)は
こなしておく計画性もこれからは大事です。



2020年6月13日土曜日

土曜午後 やめます

50歳になったら、土曜午後 止めよう と以前から思ってました。
医院トップページでも告知いたしましたが、8月8日(土)で
一旦終了させていただきます。

そもそも、基本診療だけで週40時間を軽く超え
午後の内視鏡検査や訪問診療、診療の延長が1時間以上がずーっとでしたので
週50時間は当たり前、これに毎日いろいろな事務処理が1時間以上ありで
コロナ禍までは週60時間近くの日々が当たり前でした。
(日曜日の水槽掃除は労働であって労働ではないのでそこに加えてません)

過労死ラインだなあ、と 移転前からずーっと心配ではあったのですが
ついに過労からの「過覚醒」状態とはいえ まさかの精神状態悪化に
自分が陥るとは思ってもいなかったのは以前のブログでの通りです。

ちなみに

過労死ラインの根拠は、さまざまな研究から導き出された結果にもとづいています。
日本学術会議がまとめた「労働時間の規制の在り方に関する報告」は、
これまでのさまざま研究を総合して考えると、
週55~60時間以上の時間外労働は脳や心臓疾患のリスクを通常の2~3倍に高める
としています。
男性は60時間、女性は45時間の時間外労働時間を超えると、
過労死の危険性が高まるとも報告されています。
さらに、労働時間の延長によって生活時間が減少すると、労働者の精神状態が悪化する
こともわかっています。
特に睡眠時間の不足は、精神状態だけでなく、定年後の認知症リスクを高め、
がんの発生率を上昇させるとのデータもあります。
このように長時間労働による心身への負担は、多くの研究で裏付けられており、
これらの研究の成果が過労死ラインの根拠になっています。

生々しいですが、現実問題として、患者さんの長期処方徹底や受診抑制、
(内視鏡)検査停止などで、患者さんは半減、当然「売り上げ」も半減しています。
内科混雑緩和の対策として、耳鼻科診療も増やした(アレルギー疾患、扁桃炎などの
患者振り分けや検診ワクチン業務分担)わけですが、ちょうどコロナ禍と診療拡大が
重なって「人件費率」は非常に辛い状態になってます(医師はとんでもないのです)。
幸い、土地建物が自己や法人所有なので「働いた分だけのお給料」で
経営がひっくり返ることはないのですが。

仕事はへったので、落ち着いて診療ができるので現在ある意味快適ではあるのですが
発熱(コロナかも?)の患者さんが来られてからの感染防御装備の脱着や準備
怪しい症例などの紹介など、業務負担は結構大きいです。

これまでのように、「来られた方は断らない」姿勢は現実的に1名の医師では無理で
かつ、検診やワクチン、必要な検査をこなしたり
絶対コロナにかかってもらうわけにいかない(超)高齢の方や がん患者さんなどは
一般と分けた時間帯での診療がどうしても必要です。

インフルエンザワクチンや、きたるべき?コロナワクチン対策(時間枠)も
一定で準備する必要があるので、これまで何とか診療の時間に押し込んできましたが
これも限界と考えています。

開院当時はまだ40歳にもなってなかったので、体力にも自信があったのですが、
数年前から普通のおっさん(以下?)になってます。

維持可能な診療体制で つづけていくつもりです。
誰か若手が継いでくれる日まで体力 老化に応じた体制になりそうですが
診療の精度は絶対に維持したいので(それが落ちれば他への紹介か、引退ですな)
ご理解ご協力よろしくお願いします。

2020年5月24日日曜日

ようやくPCR検査増への対応 訓練

何とか新型コロナウイルス感染者が減少し
気分的にも少し落ち着きましたが、遅れに遅れていた
個人防護具の着脱訓練が、本日、あります。
一組4000円しますが、脱ぎ着手間結構大変なんです。
http://www.med.or.jp/flv_movie/corona/chiiki03/index.html
これから暑いですし。

大津市医師会からの独自ルートでの検査ができるようにはなりますが
月火水木の午後 限定です。
すでに患者数がへったので、検査前の確率が低いですし
何でもかんでも「検査」というのは意味のない状況です。
(医師の診察判断によるところは変わりありません)

手指衛生(手洗い)については、特に食事前
油断ないようにぜひともお願いしたいところです。

運動不足に コンパクト卓球台 買ってみました。
これはこれで面白いですけど、あまり運動にはならない??

2020年5月1日金曜日

コロナストレス対処法 実践編 NHKクロ現+ から

先日放送の内容 見ながら文字おこししました。
まだ しばらくはネット視聴可能です。

がん看取り 在宅療養 子育て 家庭内虐待 宇宙空間缶詰のストレス 対処は?

ヒントあります。

https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4411/index.html
見逃し配信は1週限定
https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2020043024160

 90歳心臓病 訪問診療(あの小笠原先生です)
スマホ通話 声を高めハイにして朗らかに
笑顔になれる

「気にしているよ」ちょっとしたサインで安心を
子育て中の親を支援するNPO
手を振るだけでも 心に届く

宇宙空間の孤独 12日と数えない まだこんなにある と考えたらしんどい
(宇宙飛行士 野口さん)

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末期膵がんの父に会えない 息子のストレス 面会禁止
親が家族の顔みれないこと ひとりで戦っていること心配
看護師から くるしんでうなっている さすってやりたい
亡くなる瞬間 見てあげていたかった

90歳心臓病 訪問診療(あの小笠原先生です)
診療時に バイタルデータと写真 岐阜から東京の娘に
スマホ通話 声を高めハイにして朗らかに
笑顔になれる
スマホ顔をみせたたら嚥下困難 改善

具体的に遠くに家族に情報提供 鮮明にイメージできるよう工夫

福島原発事故 不安の共有する場をつくる
ZOOMミーティング
リラックスの体操を指導(顔とほほを触る) 臨床心理士
「上手に不安がる」「不安と上手にお手伝いする」

精神保健福祉士 こども食堂
感染予防の徹底 
もともと社会的に弱い方の発言は後回し
苦しい時に苦しいといえる環境が大事(こども)

「外に出られない 友達なんかとあそべない寂しさ 我慢できるよ」9歳児
誕生会に父親 自宅なのに TV電話参加
喘息持病あり 食品扱う関係で不特定多数と接触
肺炎になった恐怖あり 父は自ら隔離
帰宅後メッセージなど きょり 近いのに 自宅なのに会えない
こどもなのに会えないのをがまんしている
9歳児の道路落書きが ネコの父が子供抱えている絵 
父は 絵で娘にこたえる(娘とウサギがはぐしている)
こどもは幸せだなってきもちでいっぱいといいながら 泣いている

家族だけで閉じこもる生活が続く
身近な人との関係を見直す 精神科医
ありがとうといえる関係が ひと 自分を支える

皆 一生懸命 耐えている

諏訪赤十字病院 臨床心理士
逆境をささえるのにひととのつながり 身近な人とのつながりを保つ

皆がフラストレーション
近くの人たちが気持ちをだせる環境つくる ささえあえる
人間関係 エモーショナルなつながりをとる

不安から離れる時間をたもつ

ネガティブな情報をさける 遮断する
リラクゼーション 自分が心穏やかにすごせる時間をとる
ときを忘れて忙しくすごす  

不安から距離をおく 

野口聡一さん 

先輩飛行士から言われたこと
今日1日目2日目と数えない あと 50日 100日 数えない
先が見通せないとおもってしまうと 非常に11日つらくなる
構えすぎない その日1日のりきれればいい

半年クルー6人のみの閉鎖空間 宇宙
(究極のストレス空間)

自宅で家族にこもるストレス対処法は?

半年間 6人いると 
自分にとって「今この時間は大事なんだ」とちょっとずつ違ってくる
「この時間 このばしょはつかいたい」という のぞみでてくる
そうしたときに ここに関しては尊重するけれど それ以外はみんなで共有つかおうよ
調整が重要

それでも不満が募ると 宇宙では
ある船長の言葉 「全員が満足することではなく全員の不満にばらつきがないこと」
不満を均等に
特定の人が不満を多く抱えている状態にならないようにしてあげるのは
気配りの上では大事

不安は未来を想像することで生まれてくる
感染拡大がいつ収束するのか見通せない なら 先のこと考えて不安になるよりも
明日1日をどう過ごすかに集中する
そうすれば不安に(心)のっとられずにすむ

家族の密室化を防ぐ

「気にしているよ」ちょっとしたサインで安心を
子育て中の親を支援するNPO

夫が在宅勤務で休めないママ 公園で
短時間でも声かけて 親の孤立感をなくす

ママたちが分断されているのが心配

3週間でNPOスタッフたちが気が付いたこと
手を振っただけでも喜んでもらえた
目と目を合わせて手を振るだけでこころに響く
あなたはひとりじゃない 私たちがいるよ とつたえる

「たたかないどならないために」DV被害

幼い我が子に手をあげた40歳男性 在宅勤務ストレス
うるさいとさけんで泣き出して廊下に引きずり出して玄関から外へなげようと
気づいたら子の爪のあたりから流血

虐待ささえるNPO

相談者にすすめているのは 自分がイライラしたときの「思考」「行動」を
書き出す
そして、どのように変えていけば気持ちが楽になるか書き出す

泣いている子供に手を挙げた男性
思考「(子供は自分の)思い通りになるべき」 行動「手をあげる」
NPOの対処法
思考「子供は別人格」だと考えさせて 行動「騒いでいても受け入れる」ように伝えた
すなわち 「子供は自分の所有物ではなくて自分のこどもといえでもひとりの人間だ」と
説明

ぎゃーと泣いていても元気だと考えが変われば行動もかわるのでそれが習慣になればいいかな
(と感じた父親)

NPO代表 「自分たちで悩まないでストレスを吐き出して」
自分の中に起きている負の感情や思考を言語化することで
だいぶ自分が楽になります。そうすると他の弱い者に向かわない
それをまず学んでいただきたい

自宅に籠る家族のストレス どう対処するか
「時間の仕切りを作る」 家族といえど 他者 父の仕事優先 母のリラックスタイム
            1回できまらないので反復して身についていく
「家の中に逃げ場をつくる」 カーっとなったとき予めとる行動を決めておく
            怒りが噴火しそうになった時「ごめん 5分だけトイレにいってくる」
            「外の空気吸ってくる」これが言えるだけでも随分違う
「一人でなやまない」 どこかとつながる

ストレス対処法 番組に寄せられたもの

40代女性 作った料理の写真を撮ると自己肯定感が湧く すなおに泣いたらすっきりする
20代   音楽を聴きながらパズルを解くなど「自宅でできる楽しい行動」を繰り返す

2020年4月30日木曜日

こころがつかれたときに


深夜の散歩にでかけて(犬と一緒でないと思いっきり不審者で通報されるので)
月みて こころ 落ちつけたものの
三日月 三日月 ねえ、と。

余計な事考えました。彼も間違いなく一生懸命。
参謀が・・・まあ、どうしょうもない、こと、多いのもわかり
大津市医師会も また ですが

文字情報だけでは どうしても 喧嘩や 真意もつたわらず
想像以上にことば 文字は 大きな暴力にもなるし
絶大な励ましにもなる。

両方体験しましたが 疲れてきました。いろいろ。

敬愛してやまない永源寺診療所 花戸先生が マハトマ ガンジーの

明日死ぬかのように生きよ。
永遠に生きるかのように学べ。

しばしば引用されるので(facebook) それなりに
ガンジー名言集 しらべてみました。

どんぴしゃりのことばばかりで はっとしました。

アパレルの店員さんが コーディネートするように
弱っている心に対して 的確にあう「ことば」を伝えてあげる

これができればいいかな と。勉強します。

ガンジーの これらのことば と
どういうときに出たものか その 背景
私自身 次のテーマも見つかったようです。

とにかく力強い。

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握り拳と握手はできない。

速度を上げるばかりが、人生ではない。

重要なのは行為そのものであって、結果ではない。
行為が実を結ぶかどうかは、自分の力でどうなるものではなく、生きているうちにわかるとも限らない。
だが、正しいと信ずることを行いなさい。
結果がどう出るにせよ、何もしなければ何の結果もないのだ。

あなたの夢は何か、あなたが目的とするものは何か、それさえしっかり持っているならば、必ずや道は開かれるだろう。

束縛があるからこそ、私は飛べるのだ。
悲しみがあるからこそ、私は高く舞い上がれるのだ。
逆境があるからこそ、私は走れるのだ。
涙があるからこそ、私は前に進めるのだ。

明日死ぬかのように生きよ。
永遠に生きるかのように学べ。

人間は、その人の思考の産物にすぎない。
人は思っている通りになる。

ゴールへ到達しようとの試みにこそ、栄光はある。

人間の英知を信用しすぎるのは賢明ではない。
強者も弱くなるかもしれないし、賢者も間違うかもしれないと心に留めておくことは健康的である。

もし、私にユーモアがなければ、これほど長く苦しい戦いには耐えられなかったでしょう。

ユーモアが勇気づけ、ユーモアに励まされる

他人に変わって欲しければ、自ら率先して変化の原動力となるべきだ。

物事は初めはきまって少数の人によって、ときにはただ一人で始められるものである。

強さは肉体的な力から来るのではない。
それは不屈の意志から生まれる。

最高の道徳とは、不断に他人への奉仕、人類への愛のために働くことである。

弱い者ほど相手を許すことができない。
許すということは、強さの証だ。

幸福とは、考えること、言うこと、することが調和している状態である。

怒りは酸のようなもので、注ぐものにも増して、その器に大きな害を与える。

私は固く信じている。
すべての善の行動は、最後は必ず実を結ぶ。

毎晩眠りにつくたびに、私は死ぬ。
そして翌朝目をさますとき、生まれ変わる。

2020年4月27日月曜日

ちょっと出口がみえてきた?

連日の投稿になってますが、いろいろ日々情報が出てきてます。
先週の月曜(4/20)感染者数の増加にかなり神経質 心配になってました。
ただ、PCR検査件数少なくあてにならないとはいえ、全体の感染者数は
増えなくなってきた(ちょっと減った?)かなと 皆さん思うところです。

不顕性感染(無症状ですでに感染している)が結構多いのは言われてましたが
データでも
慶応大学病院の外科手術前スクリーニングで10%弱すでにかかっている とか
アメリカ NY州で出産前のスクリーニングでかなり 多いとか。
一気に広がるのは間違いないですが、すでに、免疫獲得した人が多いなら
感染はおちついてくる という判断もできます。
今週、日本でも、献血からのデータが出てきます。
驚くほど拡散している と いうヨミを裏返せば もうすでに
終息傾向がみえてきた ということになり ここら辺が 外出自粛の制限解除に
なるのかもしれません。
私 含め もう 限界ですよね。
161沿いのお気に入りの焼き鳥屋さんも潰れてしまいました。
飲食業は大変だと思います。
ただ、絶対危ない、高齢者をどう守っていくか。広げない うつさない。
恐らくは5月いっぱいの辛抱ではないでしょうか?
皆 いらいらしてます。マスクつけてない人、県外からのクルマ。
危機意識の持ち方、と、対応の順番が ちがうだけです。
腹をたてても もう 何の意味もない。自分の心を乱さず。どうか もう少し、辛抱。
周辺のつづじもまもなくきれいになってくることでしょう。
新緑も鮮やかです。
うまく 距離 時間 とって、屋外でて散歩。大声で話さず、会釈。
なんとか乗り切りましょう。

2020年4月25日土曜日

「コロナを怖い」と思うのは 当然の心理 恐れて当たり前です

私自身も陥りましたが 未知の感染症 見えない敵 恐れるのは当然で
いつの間にか 不安 恐怖に取りつかれ それが「異常」な行動になるのも
仕方ない、だれにでも起こることではあるのです。

トイレットペーパー買い占め 過度の手洗い 他府県ナンバーの車への避難
どこでコロナが出たか問い合わせる 問い詰める
マスク渡せ 売らないと店員を殴る
クラスター発生させた学校 企業 役所への非難 電話 差別
医療従事者、その家族へのばい菌扱い

日本赤十字社が3月26日に掲載した「負のスパイラル」警告のまんがです。
http://www.jrc.or.jp/activity/saigai/news/200326_006124.html
今、現実に、滋賀大津にコロナが迫ったこの時期に読み直すと
感じかた、伝わり方が違うと思います。

有名人が亡くなって、それからTVずーっとつけていると繰り返し繰り返し
同じ場面や悲哀の場面を擦り込まれることになり
恐怖映画をずーと見ていることになります。

私の場合、イタリア、フランスなどの医療従事者の苦痛な訴え動画
志村けんさんの死去で その後のお骨になってもどってきたお兄さんのインタビュー
人が集まるからと刈り取られていくある公園のバラ
これでおかしくなりました。

これは、ホラー映画を繰り返し見ているようなもの。
東北震災のあの津波で、町や車や(放映されないが人も)流されていく
これを繰り返し見てたTV画像編集のスタッフにも不安や異常心理があったと聞きます。

不安が強くなり過ぎると 何か安心材料はないのか 救いはないのかと
ますます情報欲求がつよくなりTVやネットや不確かな情報依存になりさらなる
恐怖に苛まれる。

それが怒りの行動になり おかしなことやらかしはじめる。
脳科学的には 怒ってても楽しくなってても(マラソンのランナーズハイ)
頭からは脳内麻薬がでているらしいです。これに依存する。怒りが怒りをうむ。
もう、どうにもとまらない。

何かしなきゃ というのが 買い占め行動だったり
どうにもできない苛立ちが 行政や他者の批判だったり 敬遠だったり
どこかに逃げたい っていうのも当然の心理

人それぞれ、恐怖の対応というか 諦めというか心の準備には時間がかかり
皆同じでは決してすすまなくて当たり前で、これはどうしようもないかもです。

初期段階は、「コロナは中国武漢だけのこと」 「花見してても大丈夫」
これが近づいてきて 移動制限 ロックアウト
さて、学校は 仕事は かかったらどうする うつったらどうする

一度に多くの人間を同じ方向に向かせるのは 大変。
絶対にコロナかからず、広げないなら「篭ること」 これは間違いないです。
だれに一番、それが必要なのか 誰を守らなきゃ いけないのか
かかって 重症化して 重大な後遺症のこすか死ぬのは 高齢者


COVID19 いろいろわかってきています。
男性で高血圧があって(ウイルス侵入経路と高血圧に関連)他も持病あり
(脱水と肺の血管がボロボロになる 血管内皮機能異常(要はメタボ、タバコ)あるとアカン?)
若年肥満男性もあぶないらしい。

方、かなりの数の無症状感染者がいるのもたしか。
慶応大学病院で手術前の患者にPCRスクリーニングしたら67人中4人が陽性(5.97%)
コロンビア大学メディカルセンターで2020年3月22~4月4日に出産した215人の女性では
4人(2%未満)に発熱その他のCOVID-19が原因と疑われる症状があり、検査の結果、4人全員が陽性であることが確認された。で、無症状の210人のうち29人が陽性と判定された。つまり、別の見方をすれば、陽性だった女性33人のうち、29人(88%)には症状がなかったということになる。また、陽性で無症状だった人のうち、退院する日(平均で2日後)以前に症状(発熱)が出た人は、わずか3人だった。
これを恐いと考えるか、やっぱり若者は大丈夫と考えるか

皆が一度にかかって入る場所がない 見る(診る)場所がない  
やっぱり準備 対応が遅かった でも 気づいてこれからどうにかしていかなきゃいけない

もう、避けようのない「大嵐」 腹くくって なんとかしなきゃ
今、何を最優先課題にするのか。
複雑な休業補償関連の手続 誰かが自分がまわりがかかったつもりの準備

そして、多くの仲間がぎりぎり 追いこまれて 限界で働いている

全力で引き篭ることの意味(自分がかからないうつさない広げない)
(家庭内感染を防ごうと思うとかなり大変注意がいるのは確か)

自分でできないことがあれば全力で応援する

逃げること(避難じゃなくてただの非難は最悪(反省))から
何かすることを考えて 実行していくこと これこそ「行動変容」で正しい恐怖への
対応です。
で、あせらず、ちいさなことからこつこつと。



何も職場や行政だけじゃなく、家庭や近所でも。
絶対ひとりではコロナ(特に不安恐怖と かかった時のこと)立ち向かえません。

独居の高齢者で 「どうせ1人だしかかって死んだっていいんだ」 そう仰る
方がいます。 これは最低最悪です。
こういう方が 救急ではこばれて、呼吸器つながれて、死んで納体袋におさめ 焼かれ
どれだけの手間暇時間とお金、それにかかわるスタッフ(とその家族)の感染
死への恐怖 全部無駄になります。
意地でも復活させて 懺悔してもらってから あっちの世界へ行ってもらわなアカン?

まずは、落ち着く。しっかりまわりをみる。自分の恐怖は何なのか 安全を得るには
なにが必要なのか(きっと他者の協力)
不満不安の解消はみんなでシェア 会えない距離時間は きっとICT(LINE  ZOOM)
(電話でも手紙でもいいんです)

自分や社会やまわりの「コロナ死」をちゃんと怖がって おちついて 見極めて
それから「逃げる」か「立ち向かう」か「考えつづける」か
これが 「生死一体」(しょうじいったい 以前の私の座右の銘)か
迷うなら 信じるだれかについていくか(人生コバンザメ 私の最近の座右の銘)
考えましょう。
もうにげられん。

もがきあがき苦しんでも一所懸命してたら 今回も仲間が助けてくれました。
結局ひとりでは なにもできません。 ちっぽけでした。

インフルエンザウイルスの話ですけど
鉄壁兵器のようなN95マスクでも 100個のうち1個 通過します。
今や高価貴重品のサージカルマスクでも 100個のうち4個(も?4個しか?)通過します。
1個でもさわったら感染しそうな勢いですが 相手は0.1マイクロメーター。
他にもからだ 表面には菌やらウイルスやらうじゃうじゃいて「椅子取り合戦」
してますし、「免疫細胞さん」が見えない銃を撃ちまくってます。

感染はリスク、確率のもの、簡単にいえば たくさん浴びれば感染成立で
その 最たるものが「三密」です。

おちついて、これまでの事例をもう一度見直してみてもいいのかもしれません。
大声だす 密閉ライブハウスや体育館は 超危険。
理論的には密集ジョギングもアカンのかもしれませんが 感染した事実があるのか???
とにかく、落ち着く感染者が一定減る、入院先や医療が落ち着くまでは
最大限感染リスクをへらして、たとえ嫌いな政治家がしゃべろうが 篭るか 4/5自粛で
いいんです。

本多としては、家族で楽しく団らん食事、大笑いが30分以上つづかないように
(おじいちゃんおばあちゃんと お孫さん)これがなければ、と。
これを制限しろってのはかなり辛いんですが、まず、医療や行政が追いつくまでどうか。

海外に対してPCR検査数が少ないのでデータ評価はむずかしいのです。
とりあえず増加スピードが鈍化したのはちょっと安心です。油断大敵ですが。

まあ、私なりにできること(玉井先生マニュアル配布と とりあえずコロナ罹ったときのこと考えてもらう) していくだけです。

何も高齢者の方々に呼吸器譲れというつもりはありません。
自分自身あるいは大事な方が、もし、コロナに罹って、意識失って、酸素足らず
人工呼吸器がいるようになったときどうするか?
できれば、考え 話し合ってみてください。結論出す必要は全くありません。
まずは 考え始めること。コロナが怖い と気づきはじめることと同じです。






2020年4月23日木曜日

急性ストレス障害(コロナ関連)

東北大震災などの時 自治体職員さんに起こっていたことは
TVでも知っていたのですが
いろいろな義務感から仕事に没頭しすぎると 心を病む
漠然として知っていたのですが・・・

まさか自分がその状態に嵌りかけた(もう嵌っていた?)と思いませんでした。

先輩医師からの適格なアドバイス と いうか 症例情報から
立ち直れました。

あえて先日の経過ブログは残しておきます。

切っ掛けは 4/18 4/19 の ほんの少しのアルコール
(冗談抜きで ゲン担ぎ?じゃないですがコロナビールで体内消毒とかふざけた
 きもち(自虐笑いの余裕が欲しかった)でたった1本飲んだだけなんですが)

本当に 凄い覚醒状態というか いくらでも仕事できそうな?
寝ないですみそうな と いう 教科書通りの躁状態と
(所謂お疲れハイってやつで軽度のものはそれに任せると仕事早く終わっちゃうので
 いいのですが) 滋賀県や大津市医師会や保健所のコロナ対策遅延に
異常なくらいの焦りを感じ出し 寝れなくなり・・・
大量の患者さん向け資料と 全院内コロナ迎撃体制に変更し と疲れてるのに
寝れない。
先ほど、納得できました。

現場先端の医療者や、行政担当者も「限界」で働いていますが
ヘルプのサインも出せないのかもしれません。

ヨーロッパ、時間決めて(午後8時かな) 皆で拍手する習慣ありましたね。
変だな 他人事だな って 私も思ってました。

今その意味がわかりましたし、全世界、同じ経過
コロナの嵐に見舞われるのですが 救いがない わけではない。
一定の痛みは 身体的にも 経済的にも 精神的にも これは避けられない。
-----------------------------------------------------------------------------
【誰かの犠牲の上で、私たちのいのちは守られている だから支える】
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どうするか どうするのが正しいのか 個々で考えなきゃいけないけど
それには時間がかかり 人それぞれ

美輪明宏さんの 正負の法則 ってのがあります。
解釈はいろいろ ですが 
「絶対避けられない不幸」 なら 「必ず乗り越えられて幸せになれる」
時間軸を超えて判断すれば 対等 にあつかえるものかもしれません。 
決して慌て過ぎてもいけないし

さて、以下は私がすくわれた 全文 コピーです

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自分自身の備忘録として。
ごく近い病院でも大きな院内感染がありました。職員は家族に移さないために病院やその近辺や車中で寝泊まりする方も多数おられるとのこと。
無論、誰しも明日自分の職場がそうなる可能性もあります。
今、医療者、特に発熱者受け入れをしている医療者は総じて過覚醒hyper arousalにあると思います。持続的なトラウマ受傷の中にいると言ってもいい。東日本大震災・原発事故で不眠不休で住民援助に従事していた公務員の皆さんがその状態でした。そのような中で生き延びるために、脳による行動選択は日頃行っている広い視野での思慮(メンタライジング)から、伸るか反るかの即時判断に優先が移ります。
そのような状態にあるときに留意すべき起こりうる心理反応
・注意範囲の狭窄:過集中の代わりに、周囲が見えなくなります。驚くような不注意による交通事故の危険性があります。
・即時思考・白黒思考、思考の遊びのなさ:他者を断じるような姿勢になりえます。
・怒りなど感情の発露:理不尽で抗えない現実にいる影響もあり、怒りなどの感情を表出しやすくなります。
・罪悪感:助けることのできない生命を前に慢性的な罪悪感を抱く場合がありえます。
・孤立感・ギャップ:震災では被災地ではない場所を訪れた時、あまりのギャップに孤立感を感じたという話を多く聞きました。今回の場合は、病院から一歩町に出た時のギャップに、まず違和感を持ってしまう(町の人もそれぞれに危機にあるがそこまで想像する余裕がない)
・お酒での失敗が増える:今飲みに行く人はいないと思いますが、持続的な過緊張状態でお酒を飲むと極端な脱抑制となり、思いもよらない酩酊行動に至る場合があります。
・さらに長期にわたる場合、抱え込み・燃え尽き:仕事を手放したり休むという判断ができず、人に助けを求めることがうまくできなくなる可能性があります。またピークを過ぎた後長い燃え尽きに陥る恐れがおおいにあります。
この「持続的過覚醒状態」を避けるには、毎日クールダウンをすることで、こういう時は特に長時間勤務は危険です。また、できれば定期的に休日を2日連続でとれるように。
悪夢や寝汗がひどい場合は、就寝までに十分なクールダウンができていない証拠。おなかを温める、呼吸を整える、筋肉を緩めるなど身体の緊張を和らげる時間を取ってから布団に入るようにします。
お酒は控えめに、運転も可能なら控えた方がよいと思います。自動車通勤するしかない方は、車外の様子を「前方に歩行者あり」と声に出して確認するなど、注意範囲の狭窄を予防して運転に専念する工夫が有効かもしれません。
医療者は自分自身の精神に上記のような反応が出ることが自然であることを理解しておくだけで自分なりの対処ができるかもしれません。
周囲は、上記のような状態が職務上の持続的過覚醒により引き起こされていることを理解しておくことと、物資供給と心のサポートが必要かと思います。

2020年4月22日水曜日

今から90日後に期待する訳(長期処方の件)

武漢の感染増加から一応の改善までの期間でおよそ3か月かかってます。
1.5か月でピークだとすると 今回30日の長期処方で来院するときの感染者は
ピーク時に当たる可能性がありむしろ感染リスク 大。
ちょうど90日 徹底的に外出しなければ(閉鎖するくらい)
今くらいの患者数に落ち着く可能性があります。
感染爆発を抑えるには 必要性が理解できないどうしようもない人は諦め
少しでも早く正しいと思われる知識と現状に即した対応をとる必要があります。

ここ数日 狂ったように急いでいろいろ準備しているのはこういうわけです。

少しでも明るい7月のために。
どうか 協力を。

本当に緊急事態なんですけど!(4/16頃から)

不安、恐怖にかられると 聞かなかったこと 見なかったことにしようとか
自分だけは自分の近所は(まだまだ)大丈夫なんじゃないか とか
近いのにどこか遠くでおこっているんじゃないか とか 錯覚することはあるようです。

東京での事態があるのに、見えてるようで見えてない
中国 欧州 米国と 飛び火して 次は日本だと警告されているのに
まだまだ と 錯覚してました。 私も。

なんとなく、みんなGW明けまで我慢して うまくいく。
アビガンがききそう。ワクチンも できる。
どこか ずれ 楽観。
まだまだ、厳重手洗いで いーんじゃないか。滋賀県少ないし。

ただ、3月時点で、滋賀県PCR検査実施数は驚くほど少なく、
大津市医師会員は絶句しました。
オリンピック実施のため 嫌でも発生数を抑え込もうとしているんじゃないか?
(タテマエ上は患者集中のパニックでPCRがまわらなくなり重症者を
正しく診断(隔離)するために使えばよい)
と勘繰るくらいでしたが、医師が必要としても熱がでて経過しないと検査しない
体制はかわらず、そして、県内の感染症隔離病棟数が絶対に少なく
ECMOまでまわせるスタッフは絶対に少なく 早くからの連携と
初期診療対応は求められる基準が厳しすぎ、当初からマスクや防護衣、消毒薬など
絶対的にものもない状況で 個々の医院対応もとめられても無理なので。
医師会有志数名で、発熱外来設置を要望(医師会員輪番対応)、個人防護具の確保と
装着実施訓練の実施
(ダイヤモンドクルーズ船で非専門だった自衛隊員に一人も感染者が出なかったのは
 まさに訓練の賜物)要望したのが2月27日でした。
絶対的病床数の不足、専門医の不足、いざとなったら人材物資を京都へでも頼める
体制など知事にはFacebook経由で陳情し、対応すると返事もらってたのですが。
(結果的には何にもない)

そうこうしているうちに、自粛 自粛で 医師会員が直接集まることもできず
東京の花見騒動をひとごとのように感じ、滋賀県まだコロナゼロだし!とか
コロナビールがうれない とか 余裕かましてた時期に ヨーロッパへ拡大。
中国の悲惨な状況をどこか他人事とか 京都はマナーわるガイジンさんへって
過ごしやすくなったとか 今にして何か間違った空気があった 3月末。
花見時に突然の移動制限で不満爆発。

そして、ロックダウンとか聞きなれないことばが踊りだし、三密さけろとか
アベノマスクはエイプリルフールかと失望したり、
そして恐怖は 現実に。
大津市役所でのクラスター発生でいよいよ緊張感。
でも、私含め、世間の関心は 大津のどこでコロナでた? 閉鎖になった?

そんな場合でなく大津市役所の事例 その前の事例で関わられた先生は
大変な苦労をされたばかりでなく、保健所から 濃厚接触とか 感染源はとか
同じような「バイキン発生地」扱いうけられたらしく(そう感じられるような対応)
保健所は 敵か?とさえ。
現場 最前線の空気感がわからないんですね。

そして当院でもあまりにも経過が怪しい 咳のある 京都通勤の症例を診ることに。
理屈ではわかってたものの、いざ、防護具(ったって感染防護学問的には竹やりでB29迎撃するようなお笑い装備ですよ)完全につけたら 暑い 息苦しい 見えない
どーっと緊張し、見終わって、あちこち掃除、消毒 カーテンはずし 大量のゴミも
細心の注意して片づけ、全職員帰宅後すぐ頭からシャワー指示。
幸い、その後、保健所から「実はオタクの患者さん・・・」って恐怖の電話はありませんでした。これが4/13 草津のクラスターがあった程度?
でも、東京、大阪、兵庫など

いい実地訓練だとおもってまだ緊迫感なかったものの、その後みるみる患者が増えて
陽性なら軽症だろうが隔離ってベッドがなくなったのが 4/16 ここでしまった と
気づきました。

全く、顔を合わせられない医師会員有志の先生方と始めて流行りのZOOMで
顔合わせしたのが、4/17。もう、遅かった(ほぼ東京のようになる)と確信しました。

で、あまりにも、貧弱なんですよ。医療体制。
1か所 院内感染で止まれば もう 機能しなくなる。
恐怖に駆られて軽症者おしかけて 電話も診療も麻痺して、平気な顔の元気な保有者が
でてきたらどうしよう? 14日閉鎖というより 家族 職員 自分にかかる
確率低くても死ぬんじゃないか?(滋賀死亡例1例目は基礎疾患のない60歳)
そこから一気に 遅れ取り戻すために体制整備 ですが
幸い、以後の患者増加がまだ ぎりぎりで 危機感のあるところです。

PCRで陽性 しかも有症状のセレクト 恐らく相当数(10倍以上)の感染者がでてしまっているはずで、もう、クラスター押さえの失敗。というより、誰がかかってもおかしくない状況になっているんです。滋賀も1/5 っていってますけど
こういう感染症のときの経験 データ 数字 ってのは驚くほど誤差少なく
無慈悲なほど性格です。日々刻々情報も分析もかわるんですけど、でているデータのとおり 4/13時点で若年者層が急増 もう歯止めかかってなくて そこら中に感染者が拡大している 死者はやはり80歳以上は10.2% 


重症者ということばに埋もれますが
高齢者で人工呼吸器ついたら何らかの後遺症は半数で出るんです。死ななくとも。
つまり 高齢者でコロナにかかれば(健康寿命は)死ぬのは ウソじゃない。
極論 半分本当です。

全く、地域でコロナを支える チーム 体制づくりが見えません。
市民病院のスタッフとも話せませんが きっとなきながら働いてます。
逃げたいけど逃げれません 自粛できません 家族子供食事趣味ほったらかしです。

TVの画面だけじゃなくて 新聞の文字だけじゃなくて そこに移らないこと 行間を
想像力で補ってください。
人の憂い によりそって 優しい。 優れる。
優しい ってとんでもなく負担のかかる残酷な言葉なんですが、期待をこめてつけた
長女は完全に名前負けして優しさのかけらも見えません。
で、冗談はさておき、 本当に 緊急事態 異常事態 なんです。大津 滋賀!
全然体制不十分で(上の写真のマニュアルは諏訪総合病院の玉井先生が4/6につくられ
今度は地方と警告されていたのに)今 コロナに罹ったら ホンマに大変です。

どうか、家にひきこもってください。
子供も外で遊ばせちゃだめです。(どうしたら安全か親が理解して管理しないと)
1件でも 志村けんさんのような悲劇を起こしちゃいかんのです。
家でTVゲームして遊ぶことが 誰かを救うことになる この意味がわからない限り
Stay Home!
無知無関心が無責任より罪深いです。

どうか、危機感を。
でも、ちゃんとしてれば、そんなに簡単にかからないのも事実。データあり。
それが 三密をさける。ソーシャルディスタンス。
わかりにくい新語ですけど、意味を知って初めて外へでて いいんです!
わからずに行動する人も いますが それも含め 災害 社会が病んでるんです。
時間はかかります。恐らく。皆さんが思っている以上。
もう逃げらない。どう、つきあっていくのか。そして、人生 世の中 コロナだけじゃない。
しんどいところに 優しさあり。 時間=いのちを その価値を見つめなおしましょう。

コロナ ウイルス1コ (って0.5マイクロメートル) 触ったくらいじゃうつりません。目的地は 肺のおくのⅡ型肺胞上皮か気管支 一定数はじぶんの免疫で撃墜します。
それを超えたら 感染 で 発症するかどうかは また別。それが怖い。
まもなく わかりやすい マンガも考えてますが 是非詳しく知りたい方は
玉井先生のマニュアルを。(都会編)

   

2020年4月10日金曜日

コロナウイルスの話題しかないんでしょうか?

もう、TVはずーっと「コロナワイドショー」状態で嫌になりますね。
志村けんさんの死去頃から 一層雰囲気もかわりましたね。
気温や湿度が上がれば 勢い落ちてくれないか?と 一抹の期待もありましたが
無理なようです。
出口が見えないのは大変つらいところですが、長期戦になるのは
ほぼ間違いなく、感染症疫学には疎い個人としては、2009年の新型インフルエンザの
パンデミック収束まで1年だったので、それ以上ではないかと覚悟してます。
日本のとっておき アビガンの効果や(※強い催奇形性があり妊婦さん使えません)
ワクチンもどうやら秋ごろには実用化されそうなので
半年ほどで状況は大きく変わりそうですが。

個人的には 志村けんさんにつづいて、16年共に過ごした愛犬を亡くして
かなりがっくりし、寂しさ 虚しさ つづくばかりです。

現状、診察は皆さま落ち着いて来院していただいており
時間区切った「感染外来」も、あまり出番のない状況で助かってます。
とにかく、「疑い」あれば「感染者」として対応せざるを得ないため
装備の準備から、診察(できるだけ短時間(2分以内)とも)、その後の
片づけ、消毒など 想像以上に手間がかかります。
一般外来は安定されている方を長期処方にして間隔をあけていますので
一般受付(機械)後の自宅待機や web予約を利用していただいており
30分以上の院内滞在がほぼない環境を保てております。
内視鏡診療や耳鼻科診療も、換気システムを強力に設計していたおかげで
現状の対策で、診療する自分自身も安心できる感染対策がとれています。

医療機関宛のマスク配布も 結局最初10枚 次に 20枚
GW明けに20枚 というような惨状です。
充分に自分自身の身を守れる防護装備がないのに、前線で診療しなさい 
というような体制が変わらないので
三日月知事や大津市医師会に 場所とモノを準備 「感染外来」を
用意してもらえればそこに出向くと数人の有志の先生と提案していますが
遅々として進みそうにありません。

滋賀県でPCR検査は現在1日 30名しか対応できないようです。
すでにクラスター押さえて追跡という段階でもなくなってますので
片っ端から検査の意義もないですし、陽性率60%-70%と信頼性の低さの
問題も如何ともしがたいですが、報告されている以上の患者の存在を
確実視してます。

もとは、「かぜ」の15-20%は 「コロナ」とも言われており
それの新型で重症化するし、長期排泄されるしが とにかく厄介なのですが
完全鎮圧はできないですし、
いずれ皆かかるわけですが(6割型感染して終息)ゆっくりかかっていかないと
治療の場がない、他の診療がとまるというような「医療崩壊」となるわけです。
(心筋梗塞 脳卒中など 本来救命できる疾患にも影響が出る)

すでに、大津日赤の耳鼻科は開業医からの紹介に制限をかけています。
大津市民病院の緩和ケア病棟は閉鎖になりました。

不安だから、心配だからと 軽症で来院されたり
その繰り返しになれば、当クリニックの発熱外来枠は簡単になくなります。

医療的には非常事態と言われますが、まさにそのとおりで
平時 と 違うのは
戦争、災害、大事故と同じで 「最大多数の最大幸福」を目指すことと
それに関わるまずは「私自身」の安全(感染しないこと)が原則になります。

大きな混乱なく診療が続けられていることには 本当に感謝しています。
このまま、なんとか、診療が継続できるようご協力いただければと願います。

いろいろな情報があふれてますが医師からのメッセージとして
紹介させてもらいます。

~ 神 奈 川 県 民 の 皆 様 へ ~ (神奈川県医師会からのお願い)
 神奈川県医師会長 菊岡正和先生
https://kanagawa-med.or.jp/images/about_coronavirus.pdf?fbclid=IwAR1LzSqAl3MZmV8wgmpeWtALkfYVxe4RdS-761h-wOxx0dG4yCZeM0lkX6c


2020年3月8日日曜日

【続】新型コロナウイルス考(※2020.3.8時点の院長の私見を大いに含みます)

滋賀県でも患者が発生し、いよいよ対策を本格化せざるを得なくなりました。
発熱(37.5℃で区切ってます)ある方、あった方は
出入り口、診療を区切っての対応としています。

しかし、若い方で、花粉症かな?として来院されて実は
新型コロナウイルス感染だった という可能性は充分ありうるわけで
無症状の軽症者が圧倒的に多いという予測にたてば
現状の「隔離」「拡大抑制策」の限界は自明です。 
いつまで厳格な警戒体制をつづけるのかということを
(恐らくは新規患者数の発生がへるポイントがわかるまで誰もやめられないでしょうが)
感覚、とか、忖度、とか、利害 とかなし
「科学」(疫学) 確率論で 対応していく必要があります。

首相が「非常事態宣言」すれば 各自治体(都道府県知事)に
権限が集中するわけですが、果たして、防災、疫学そういう観点で
冷静迅速な対応ができるのでしょうか?

「何を心配しているのか?」と言われれば
軽症者の集中による医療機関の麻痺、そして重症者が救えなくなること
また、新型コロナウイルス感染ばかりに 医療資源(ヒト・カネ・モノ)が
奪われれば、本来、救えるべき救急診療にも支障をきたす可能性があること です。

広島では医療機関を7-8回受診しての 初めての新型コロナウイルス感染診断
大阪 国立循環器病センターの 1週外来 休止

動き回る軽症者が明るみになってくる(検査すれば明らかに増えてくる)と
二類感染症だからと かかわった人間、施設、2週機能停止させるのが
本当にただしいのか?
(初期、蔓延防止策としては正しいのですが)
諸外国からの入国制限をしておきながら、国内流行地域の「満員電車」のリスク
どうするのか?

まずは、医療的な危機 ですが
「新型コロナウイルス感染」で入院 ばかりになれば収容機関のベッドなんて
すぐにうまります。
災害対策と同じで「最大多数の最大幸福」を目指すなら
溢れかえる軽症者は待ってもらって(ちゃんと制御して) 本来救わなければならない
重症者を最優先で「トリアージ」していく必要があって、
大多数の「心配だから」という若い層がちゃんと自宅待機すべき意味を
きっちり伝えているか、また理解しているか といえば甚だ疑問です。

なんでもかんでも検査して見つけて隔離 という段階ではなく
PCR検査の感度(陽性を陽性として判定する)の限界と
その検査を行う際にも、周辺(ヒト、モノ、環境)感染リスクが極めて高いこと
で、本当に「PCR検査」が必要なのは誰なのか
(間違いなく呼吸困難起こしている重症者です)
周辺、濃厚接触者の検査ばかり増やしてももう仕方ない時期ではないのかと思われます。

ほぼ、同意見のサイトです。
https://newspicks.com/news/4681900/body/?fbclid=IwAR0schmsQqj3xoYEKO40vwkShoSCYdhexqD0Oo3dqo_6TYVwzWB9skW7u1c

検査、検査とさわぐメディアに洗脳されてもいけないです。
「罹って死にたくない」のは誰しも同じですけど、
SARS、MARSより致死率は圧倒的に低く
季節性インフルエンザより高いんだけど、ほぼ軽症で済むことが多く
(昨年1月は季節性インフルエンザで統計上毎日54人死んでいるけど報道されないだけ)
重要化した肺炎に限ってみれば 肺炎球菌だろうがインフルエンザだろうが
報告まちまちも 致死率3-10% で (重症)肺炎そのものが
恐ろしいわけで進むところまで進めば 治療薬は「ない」
(要は人工心肺とか全身管理で「回復を待つ」しかなくなる)んだけど
そういう、機械だらけの場面を映像で流すのは恐怖の煽動にしかならない
(国営放送がこれやっちゃいけませんね)

皆、自宅に篭って 夫婦や家族の会話が増えた なんて
肯定的意見もあります。

現在、新型コロナウイルスの感染診断は、
保険収載されて医師の判断でできる ようになりましたが
行えるのは感染防護設備資材の整った「帰国者接触者外来」だけ、です。
いずれ、ここもパンクするのは自明なので
お役人は当院のような末端の診療所レベルで行うプランをたててますが
「そんなものできるか!」 です。
http://www.kankyokansen.org/uploads/uploads/files/jsipc/COVID-19_taioguide2.pdf?fbclid=IwAR1KBdXgeRC-nUZ_6T7QJ4fHOeGnXgh_CY-JvQyBVSfr2cKXP5WsY0bYes8

屋外でドライブスルー検査 韓国はやってます。

大津市医師会の先生方とも「協力はするから”場”を準備してください」と
保健所にも訴えました。三日月知事にも伝えました。
65歳以上の開業医の先生に、不十分な装備で検査しなさいって
言うことは、新型コロナウイルスに罹って14日休んでくださいどころか
一歩間違えば命を危険にさらしてください。 というのと同じでは?
 
当院での実際の診療ですが、
検査患者さんが診療開始直後は集中します。
9:00から 区分けして診察しますが
問診(かなり詳し目)、診察、そして、インフルエンザ検査と胸部レントゲン検査が
ほぼ必須になって、説明、処方、会計 急いでも20分かかります。
そのあとの消毒処置換気などいれても1名30分が限界です。
発熱者だけでなく、「かかりつけ」の慢性疾患の患者さん
内視鏡などの検査の患者さん、ゾーンをわけての案内してますが
1名6分で診療しても 待ち時間が出ます。
一定の限度内でしか診療はできず、時間超えての対応ができないので
「ルール」決めての対応をさせていただいています。
(すでに当院での診療は飽和状態なので余力がありません)

4月から菅医師をお招きして、耳鼻科診療拡充しますが
本当は内科、小児科医師を配置して、私の診療混雑を改善したいのですが
本当に医師確保は困難です。
花粉症や扁桃炎などは、できるだけ耳鼻科診療へ
(必要あれば内科へ戻ってもらってます)
また、検診などの知識、スキルUPしていただいてからは
西川医師と同様に内科一部の外来診療を兼務していただくことになりますので
ご理解ご協力よろしくお願いします。

2020年2月26日水曜日

新型コロナウイルス 対策など

注意)以下の内容は記載時における院長の個人の私見によるものであることを予めお断りします。

開院当時に新型インフルエンザH1N1(2009)の騒動があったのが
よい反省になっているように思えますが、
10年経ってもう定着しており、インフルエンザの年間の死者数は死亡統計上
3000人、2019年1月では1685人がなくなっていて、1日あたりにすると
54人ということになり、現在のコロナウイルスに比べれば如何に多いかと
判断できるはずなのですが、報道されればいかにも多く 
されなければなかったかのように錯覚する現状で 「想像力」と「冷静さ」が
どれだけ重要か痛感します。

連日、死者の報道や若年者の重症例などが報道されると
新型コロナウイルスがとんでもなく恐ろしく思えるものの、致死性が高いことが
恐ろしいのではなく、「感染力」が高いことこそ恐ろしいのであって

武漢では、集団の会食で広がったらしい
日本でもクルーズ船のDMAT隊員や救急隊員ですら(装備十分なのに)感染
どうも熱帯地域や南半球ではまだひろがってない
SARS MERSも一定のポイントで患者数は減少する

ここ数か月で拡大が抑え込めるかどうかがカギなのは間違いないのでしょうが
ほぼ「皆かかっていくものだ」というくらいの覚悟(つまり慌てないということ)
それから できる限りかからないのはどうするか 何ができるか 
これを考えることになります。

空気感染や飛沫感染があったとしてもそれが主ではなく
指先から自身の粘膜へ付着させる接触感染が主な感染ルートではないかな
(DMAT隊員や救急隊員での感染)
と思われ、
最も危険な感染場所は 病院、医院ということになりそうで
そこのドアノブ、取っ手が一番多数にさわられることになりそう
と、いうことで、院内にも徹底的に掲示をしてみました。

本当は手指消毒液を来院患者さんの分すべてに用意したいところですが
昨今の事情で自身や職員の分ですら入手困難な状況です。
30秒1回の手洗いより 15秒2回の手洗いが残存細菌・ウイルスすくないという
データもあるらしく、とにかく、院外に出られたらできるだけすぐに
手洗いをおねがいしたいところです。


2020年1月28日火曜日

もしばな ゲーム と 私の講演

院内 診察室1前の電子掲示板にも 当日の講演スライドを流しています。
2月16日(日) 14:00- 真野市民センター ですが
私の講演と もしばなゲームを実際にやっていただく 「終活」勉強会です。
興味ある方はご参加ください。

2020年1月3日金曜日

新年おめでとうございます

新年おめでとうございます。
恒例の初日の出(犬連れ)散歩でしたが
老犬(15歳)は 足腰弱って立てず 若者2匹で。
近江富士あたりから昇るのが見えるのですが、雲に隠れてたため
近所の公園に戻ってきたあたりで。
こんどはまぶしいので一部陰に入っての記念撮影です。
例年、2日からスキーに出かけるのですが、
成人式迎える長女にはふられ、次女は受験でスベっている場合でもなく
散歩と水槽掃除(+洗車)に明け暮れる年始でした。
4月からは 火曜・木曜の午前 耳鼻科に 菅(かん)先生が着任されます。
日吉台小学校 ならびに 滋賀医大の後輩にあたります。
また、詳細はHPなどでご報告します。
2月16日(日) 真野市民センターで講演することになってて、
その準備もするつもりでしたがやっぱりできませんでした。