2020年9月29日火曜日

丸投げ ですがな!

新型コロナウイルス感染者数は一応の減少をみて、やれやれなんですが

インフルエンザワクチン うて (すでに入荷分は予約でいっぱい)

肺炎球菌ワクチン うて (もうこれも出荷調整)

検診 しなさい (一般の診療とワクチンとわけてさらに)

これまで、行政(保健所)がやってきた 発熱者の相談受付を

一般診療所でやりなさい と いうわけですが

10月からというのに、「大津市」と「大津市医師会」の契約予定が

「滋賀県」と「大津市医師会」に変更になり

詳細な説明もないまま、(県医師会長あて)委任状出せ

どのくらい検査できるか書類出せ と。

各種 補助金出す と 既存の文書案内はあるものの 個人防護具もまだ

充分数確保もできないですし、

何より、検査方法が、医院分では 迅速抗原キットのみしか認めない

(今後 鼻の入口をぬぐうものも認められそうですけど)

つまり、最大限の防護策をとってからでしか検査ができない事態です。

完全武装して、検査して、除装して、消毒して、と これだけで1時間以上かかります。

しかも、実際の検査キット代金の購入価格がとても高くて

(1個単位で販売してくれないので10個まとめてナンボの世界で在庫を抱えることになります)

保険診療でカバーされる代金はそれを下回るくらい

なおかつ、個人防護具の代金(1名3500-4000円)これに事務、看護師加えたら3倍

医師人件費など、とてもとても、でてこない。

日にせいぜい1-2件しかできないのに 毎日1万以上の赤字を発生させて

義務感だけで継続できますか??? という 謎の状態になってます。

軽症で心配だから・・・という方々が押し寄せたら 

本当に検査が必要な(重症化したら死んでしまう、早期診断治療の必要な)方への

対応など、個々の医院レベルでとてもできなくなってしまいます。

今後、当院でどういう対応ができるのか? まだ、何とも結論は出せませんが

これまでのように、「熱が出たからインフルエンザの検査を気軽に」なんてことは

到底できません。

現在、診療継続している、在宅療養中の方、がん治療中の方、各種臓器機能低下が明らかな方、超高齢の方、

これらの方々以外へのコロナ検査や インフルエンザ検査は

できないのではないかと思っております。

内視鏡検査含めて日常診療で感染防護体制とりながら進めていくだけで

もう限界です。(ココロも折れそうになります)