2025年5月29日木曜日

コロナは終わった。ただの「かぜ」なのか?

 結論

若い人には「ただの「かぜ」」とも言えなくはない。

一度も罹っていない高齢者 一度もワクチンを打っていない高齢者にとっては

初回感染で たいへんなこと(死亡する 後遺症のこす) に なる 脅威。


香港 台湾中心に患者数は増えているようであり

当院でも 検査で陽性診断する症例もまだゼロでなく 

「おそらくコロナ」という症例は増えてきている印象があります。



これから 8月に向けて やはり増えてくるのは違いなさそう。

じゃあ、何がか変わってきたのか?

「感染力が強くなって弱毒化」で 本当に感染は終息と考えていいのか?

「コロナはかぜ」で 片づけていいのか?

エキスパートの講演も聴いて勉強してきました。


キーワードは「二極化」

若い人 免疫力が充分な人は 自力で治せる 排除できる。

(それこそ ただの風邪。寝て治してたらいい)

高齢者 (65歳以上 リスク因子が複数あればあるほど危険)

 自力で治せない ウイルスが増えまくる人は 全身ボロボロにされる。


オミクロン株以降の変異で 「弱毒化」は もう 誰も実感できるところですけど

SARS-COV2ウイルス(新型コロナ) やっぱり いろんな臓器を侵してくる。

いわゆる「かぜ」(「急性上気道炎」って昔から言い換えているわけですが)

のど はな レベルで 侵略が終わるなら「たいしたことない」(かかったときしんどいけど)死ぬようなウイルスではないですが

やっぱり 下気道 肺の奥まで「やられる」 場合により増え続ける コイツ SARSCOV2は

「別格」

とくに 口の粘膜 消化管(胃腸) 生殖器官 など 増えやすいのはわかっているので

無症状感染者が マスクなし 口からの飛沫(ウイルス 相当に多い!) 

あるいは ウイルスついた手でさわったところ 同じくさわって手洗いせず

目をこする 鼻ほじる 口にいれたら 「感染成立」

やっぱり 手指消毒 手洗い 自分を触らない意味合いでのマスクは有効と。





N抗体保有率 で コロナに罹ったのかどうか 判断してたわけですが
世界的には9割 日本は6割超えるものの まだ7割。

まだ、一度もコロナに罹っていない高齢者が日本には多くて
いちばん危ない人たちが 正しい情報を得ていない
(コロナ終わった。もう大丈夫。マスクもワクチンもいらない。(←高齢者には不適切))

これが一番の問題。
あと 2-3年すれば N抗体保有率は世界に追いつくのか?

コロナ感染高リスク対象者への情報伝達が 「対世界」として 日本は弱すぎる?
(万博も米騒動もいいですけど・・・)

若い人たちは罹っても ほとんどが「ただの風邪」で終わるはずが
さっきの生殖器官(男性不妊 精子運動性低下との関連) あるいは
慢性の疲労感 倦怠感 抑うつなど 労働生産性の低下など 社会的問題もある。と。
コロナ後遺症(他で説明できない感染後2か月以上続き3か月過ぎてもみられる症状と定義)
の確立された治療法はないものの 研究は進んではいるようであると。

昨冬はインフルエンザの流行で入院ベッドが不足する事態もおこったものの
いろいろ縮小された中 高齢者コロナ入院患者が激増すると また 医療危機も。

今年からコロナワクチンも国の補助なく実質値上げ。
ワクチンにしても 高額なコロナ治療薬にしても あるいは検査 受診についても
本当に必要な人は誰なのか 自分(あるいは家族)が罹ったらどう対応すべきなのか
災害対応と同じ 平時からの予測 準備が大事で
これは ホント平和ボケしている日本人が最も苦手なところかも。

コロナワクチンで起こる 反応 まさに 実際の感染の再現と同じで
結果として強力な免疫が誘導されているので これが怖い嫌い (あるいは他不正確情報)
とか 言ってていいのかどうか?(他人はいいけどご自身は?)

かぜひいたときに 「だるいしんどい」 これも
治る過程で出てる症状なら 基本的には 放置可能なわけで。(若い人)

もう本当に なんでもかんでも 医療機関 人任せで
ウイルスと暴言を浴びるのは二度とゴメンですけど。