2019年1月5日土曜日

新年おめでとうございます

新年おめでとうございます。
本日、1月5日から当院仕事始めとなりました。
1日遅いじゃないか!と怒られるかもしれませんが、毎年、12月29日まで
プラス1日診療して、その分仕事始めを遅くさせていただいてます。
今年も寒いながら天気はよく、初日の出を自宅近くから愛犬たちと見ることができました。
患者さんともお会いすることはしばしばです。
普通に休んで、普通にごはんが家族と食べられる、貴重な休みです。

大変ありがたいことではあるのですが休んだ分だけ仕事は待っててくれてまして
本日(1月5日)も耳鼻科や予防接種があるとはいえ延べ140名ほどの患者さんでした。
しっかり休んだ後なので気力体力OKなんですが
これがずーっと続くのかと思うと不安になってしまいます。

つい顔に出るのか、
「大丈夫ですか?」と常連の患者さんから逆に当方の身体を心配していただいたり
googleの口コミではかなり辛辣な批判を頂いたり
(適応外のクスリを要求されても診断が合わないと処方のしようがないのですが)
時間気にせず丁寧な説明診療ができればいいのですが。
ある程度断定的(トリアージとまでいかないのですが)当方でできる診療範囲を
超える部分は専門機関に任さざるを得ない状況でもあります。

80歳超えて診療されていた藤澤先生は本当にすごかった!のです。改めて。
昨年4月閉院されてから当院、特に私にとっては「許容限界」がこうも簡単に
くるとは思わず、今後のインフルエンザ診療での混雑がどう乗り切れるのか
もうなるようにしかならないかと、諦めもしています。
診断、診療の質というよりも「間違い」が発生しないようにと、
心配というより苦痛に近い「気持ち悪さ」が混雑期にはあるのも事実です。

やっぱり、普通じゃないんだと思ってます。
身の丈にあった仕事にしていかないと長続きしないですね。多分。
自分はまだ若いんだから と 自身で鼓舞してきたつもりも
もう若くない と逃げてます。
「もう誰かに一部仕事をお願いしなければ!」ということなんですが
医師の確保は本当に大変です。
お金積んだら、恐らく、来ます。(もちろん凄い年俸)
でも、すぐ、どこかへ行きます。(もっと条件のよいところ)
お金で動く人は、恐らく、次もお金で動きます。
でも、仕事って回していかなきゃしかたない、例え医療だとしても理念なんだかんだより
自身家族の生活あっての「仕事」は皆同じなんです。

私自身は、ホント「ふつーのオッサン」です。
オッサンになるまでは、内視鏡検査の数は同世代の先生に負けないくらいの
数こなして修行はしてましたが。
なるべく、「ふつーのオッサン」が、どう医療(介護・福祉も)と
向き合っていくのがいいのか、当然最新の医療知識の勉強はあるわけですけど
最近では、「医療が生活(人生)を邪魔しないようにするのが最良」と感じることが
特に終末期では多いです。

「旅」は本当にいい気分転換になります。
非日常 に いるから 日常 を考えることができるんですね。
ゆっくり読書できるのもこんな時くらい。
今回は「こんな夜更けにバナナかよ」だったのですが
年末年始のTVでされる映画の宣伝から、「活字」で読みたくなりました。
で、結論、ひとことならやっぱり、よかった、です。
「障害とは」「自立とは」「介護とは」「ボランティアとは」という点でも
解説なども詳しく教科書な良著には違いないのですが
一方で、非常に生々しいというか、活字にしにくい問題(死生観価値観含め)を
孕んだテーマですのでどうだろうという思いがあったのですが
筆者も正直に悩みながら執筆されたと書かれているものの本当に細やかな配慮もあって
医療福祉従事者はその「行間」を(制度た時間的にもずれが生じているので)読むべきと
思いました。
何だか書いていてよくわからなくなっていますが
「変わっていくもの 変わらないもの」で
本質的に「何のために生きるのか」「生きているってどういうことなのか」
「健常」と「障害」の差 「不便が不幸なのか 何が『幸せ』なのか」
人それぞれ最期まで悩み考えなきゃいけないし、正解も不正解もない
お釈迦さまの時代から変わらんのだなあ という自身の結論に落ち着くのですが。
タイトルの発言主がその当時のボランティア体験に特別な感覚、思い出を現在持ってない
というのも、あとがきにあるわけですが、意外というか面白い、活字ならではかと。
大変分厚い本ですが、わからないところ、解説部分などはすっとばして
まずはざーっと読んでいただいて、映画見て、また読み直す ってのが
いいのかもしれません。
大泉洋も高畑充希も嫌いじゃないんですけど、何か、自分の感想、感覚が
映画見ると崩れそう(壊されそう?)なので、恐らく私は映画見ません。

最近は老眼がどんどんひどくなるのが悩みです。キータイプはまだいいのですが
文字を書くのが苦痛になってきました。
メガネをいろいろ換えたりしますが、もともとのカナクギ書体がさらにひどくなってます。



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