2021年1月11日月曜日

新型コロナ 新たな段階

 新年おめでとうございます と 書きたいところがいろいろ時間が経ってしまいました。

年末からこれまでできなかった院内のコンピューターのメンテナンス

(分解清掃や部品交換)ようやく一通り終わり 昨年全くできなかった作業が

やっと終わりました。

 「市中感染」「変異ウイルス」

言葉として しばしば登場するようになってきました。

 これまで、大津、滋賀 関東や京都 大阪経由での持ち込み感染と

それに伴うと思われる小規模クラスターの発生で済んでいましたが

年末から 病院 介護施設 複数箇所で感染が発生したので

コロナ専用病床も 軽症者の宿泊施設も かなりいっぱいになってしまい

さらに小規模クラスターでも連続したり、あるいは高齢重症者が増えれば

実際 入院できるベッドがもう近くにないような状況です。

 かと言って、ずーっと 自宅に引きこもっておればよいのか 

決してそうではありません。

 一定距離をとり、マスク着用、三密回避と、

 石鹸で洗ってない手指で自身の 目 鼻 口 を触らない。

これで 対応は通常は充分です。(何でもかんでも消毒とかアルコールは不要)

ただ、「いつまで」と いう質問に答えにくいのと(スペイン風邪で3年ですから)

さきほどの 「市中感染」 の とおり 

もうどこにでもウイルスが存在している状況に変わってますので

逃げきれない ワクチン含め何らかで 全体の6-7割が「かかったこと」に

ならんと終息しないのは 以前から言われている通りなんだと思います。

 繰り返し ですが 風邪 か コロナか 当院で判断できません。

要は確率論 これまでなら 京都 大阪に出てなく 集団で食事してなければ

まず「コロナでない」と 考えてよかったのですが これからはそうもいきません。

 まず、発熱当日に来院される患者さんもおられるのですが

発熱(発症)当日は (迅速抗原)検査はできない (感度が悪い 保険請求できない)

そして、PCR検査含めてですが 感度の悪い検査(特に迅速抗原検査も)は

 陰性証明(コロナでないことをはっきりさせる)に ならない

ご理解いただきたいところです。

 恐らくコロナ ということを はっきりさせて (中等症重症の)治療につなげる

(基本的に軽症者にはカロナールくらいしか薬はないのですが)

 その目的での PCRや 迅速抗原検査の役割になります。

早期発見 隔離 封じ込め の 段階なら まず 検査 でよかったのですが

もうその時期 フェーズは過ぎてしまっていて

現実に 軽症者の収容先どころか リスクのある経過観察しなきゃいけない人を

収容するところも いっぱいいっぱいになってます。

 一人感染者が出て 濃厚接触者がいっぱい家庭内にいて その調査 追跡すれば

芋蔓式に数はふえるわけですが もうその作業も手一杯で 

神奈川は 濃厚接触調査をやめると言いだしてますが 妥当です。

 ウイルスの変異で感染力が変わっていれば これまで半年以上の経験では

モノ語れないのかもしれませんが

 もし、 熱が出た なら (恐らくコロナだ として)

 インフルエンザと同じく最低5日 解熱後2日過ぎるまでは 自宅隔離

 とくにアレルギーないなら アセトアミノフェン(市販タイレノールなど)でしのぐ

絶対安全をとるなら 10日休む 周りが濃厚接触者にならないように配慮 

(むしろ濃厚接触者扱いで14日隔離される方が社会生活ダメージ大きい)

 どう、検査や 今後のワクチンや 療養をすすめていくのか 

滋賀、そして大津がどうするのか まだわかりません。(国がわからないんですから)

 できること を するしか ない のですが

発熱者 コロナ疑いかも と いう方は 各診療時間帯2-3人診るのがやっとです。

いろいろ考え悩んで昨年は自身がえらい目にあいましたので

もう粛々と日常業務をこなすことに決めています。

リスク高いとされる 消化器内視鏡検査でも 徹底した対策してれば

検査介しての感染報告は全世界でほぼない(昨年10月時点で海外で1例報告のみ)

ので、とにかく マスク他防護具はずしたあと しっかり石鹸で手洗いするまでは

自分の 目 鼻 口 さわらないようにして(職員にも徹底)仕事続けます。

                写真は今年の初日の出


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