2020年4月23日木曜日

急性ストレス障害(コロナ関連)

東北大震災などの時 自治体職員さんに起こっていたことは
TVでも知っていたのですが
いろいろな義務感から仕事に没頭しすぎると 心を病む
漠然として知っていたのですが・・・

まさか自分がその状態に嵌りかけた(もう嵌っていた?)と思いませんでした。

先輩医師からの適格なアドバイス と いうか 症例情報から
立ち直れました。

あえて先日の経過ブログは残しておきます。

切っ掛けは 4/18 4/19 の ほんの少しのアルコール
(冗談抜きで ゲン担ぎ?じゃないですがコロナビールで体内消毒とかふざけた
 きもち(自虐笑いの余裕が欲しかった)でたった1本飲んだだけなんですが)

本当に 凄い覚醒状態というか いくらでも仕事できそうな?
寝ないですみそうな と いう 教科書通りの躁状態と
(所謂お疲れハイってやつで軽度のものはそれに任せると仕事早く終わっちゃうので
 いいのですが) 滋賀県や大津市医師会や保健所のコロナ対策遅延に
異常なくらいの焦りを感じ出し 寝れなくなり・・・
大量の患者さん向け資料と 全院内コロナ迎撃体制に変更し と疲れてるのに
寝れない。
先ほど、納得できました。

現場先端の医療者や、行政担当者も「限界」で働いていますが
ヘルプのサインも出せないのかもしれません。

ヨーロッパ、時間決めて(午後8時かな) 皆で拍手する習慣ありましたね。
変だな 他人事だな って 私も思ってました。

今その意味がわかりましたし、全世界、同じ経過
コロナの嵐に見舞われるのですが 救いがない わけではない。
一定の痛みは 身体的にも 経済的にも 精神的にも これは避けられない。
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【誰かの犠牲の上で、私たちのいのちは守られている だから支える】
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どうするか どうするのが正しいのか 個々で考えなきゃいけないけど
それには時間がかかり 人それぞれ

美輪明宏さんの 正負の法則 ってのがあります。
解釈はいろいろ ですが 
「絶対避けられない不幸」 なら 「必ず乗り越えられて幸せになれる」
時間軸を超えて判断すれば 対等 にあつかえるものかもしれません。 
決して慌て過ぎてもいけないし

さて、以下は私がすくわれた 全文 コピーです

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自分自身の備忘録として。
ごく近い病院でも大きな院内感染がありました。職員は家族に移さないために病院やその近辺や車中で寝泊まりする方も多数おられるとのこと。
無論、誰しも明日自分の職場がそうなる可能性もあります。
今、医療者、特に発熱者受け入れをしている医療者は総じて過覚醒hyper arousalにあると思います。持続的なトラウマ受傷の中にいると言ってもいい。東日本大震災・原発事故で不眠不休で住民援助に従事していた公務員の皆さんがその状態でした。そのような中で生き延びるために、脳による行動選択は日頃行っている広い視野での思慮(メンタライジング)から、伸るか反るかの即時判断に優先が移ります。
そのような状態にあるときに留意すべき起こりうる心理反応
・注意範囲の狭窄:過集中の代わりに、周囲が見えなくなります。驚くような不注意による交通事故の危険性があります。
・即時思考・白黒思考、思考の遊びのなさ:他者を断じるような姿勢になりえます。
・怒りなど感情の発露:理不尽で抗えない現実にいる影響もあり、怒りなどの感情を表出しやすくなります。
・罪悪感:助けることのできない生命を前に慢性的な罪悪感を抱く場合がありえます。
・孤立感・ギャップ:震災では被災地ではない場所を訪れた時、あまりのギャップに孤立感を感じたという話を多く聞きました。今回の場合は、病院から一歩町に出た時のギャップに、まず違和感を持ってしまう(町の人もそれぞれに危機にあるがそこまで想像する余裕がない)
・お酒での失敗が増える:今飲みに行く人はいないと思いますが、持続的な過緊張状態でお酒を飲むと極端な脱抑制となり、思いもよらない酩酊行動に至る場合があります。
・さらに長期にわたる場合、抱え込み・燃え尽き:仕事を手放したり休むという判断ができず、人に助けを求めることがうまくできなくなる可能性があります。またピークを過ぎた後長い燃え尽きに陥る恐れがおおいにあります。
この「持続的過覚醒状態」を避けるには、毎日クールダウンをすることで、こういう時は特に長時間勤務は危険です。また、できれば定期的に休日を2日連続でとれるように。
悪夢や寝汗がひどい場合は、就寝までに十分なクールダウンができていない証拠。おなかを温める、呼吸を整える、筋肉を緩めるなど身体の緊張を和らげる時間を取ってから布団に入るようにします。
お酒は控えめに、運転も可能なら控えた方がよいと思います。自動車通勤するしかない方は、車外の様子を「前方に歩行者あり」と声に出して確認するなど、注意範囲の狭窄を予防して運転に専念する工夫が有効かもしれません。
医療者は自分自身の精神に上記のような反応が出ることが自然であることを理解しておくだけで自分なりの対処ができるかもしれません。
周囲は、上記のような状態が職務上の持続的過覚醒により引き起こされていることを理解しておくことと、物資供給と心のサポートが必要かと思います。

2020年4月22日水曜日

今から90日後に期待する訳(長期処方の件)

武漢の感染増加から一応の改善までの期間でおよそ3か月かかってます。
1.5か月でピークだとすると 今回30日の長期処方で来院するときの感染者は
ピーク時に当たる可能性がありむしろ感染リスク 大。
ちょうど90日 徹底的に外出しなければ(閉鎖するくらい)
今くらいの患者数に落ち着く可能性があります。
感染爆発を抑えるには 必要性が理解できないどうしようもない人は諦め
少しでも早く正しいと思われる知識と現状に即した対応をとる必要があります。

ここ数日 狂ったように急いでいろいろ準備しているのはこういうわけです。

少しでも明るい7月のために。
どうか 協力を。

本当に緊急事態なんですけど!(4/16頃から)

不安、恐怖にかられると 聞かなかったこと 見なかったことにしようとか
自分だけは自分の近所は(まだまだ)大丈夫なんじゃないか とか
近いのにどこか遠くでおこっているんじゃないか とか 錯覚することはあるようです。

東京での事態があるのに、見えてるようで見えてない
中国 欧州 米国と 飛び火して 次は日本だと警告されているのに
まだまだ と 錯覚してました。 私も。

なんとなく、みんなGW明けまで我慢して うまくいく。
アビガンがききそう。ワクチンも できる。
どこか ずれ 楽観。
まだまだ、厳重手洗いで いーんじゃないか。滋賀県少ないし。

ただ、3月時点で、滋賀県PCR検査実施数は驚くほど少なく、
大津市医師会員は絶句しました。
オリンピック実施のため 嫌でも発生数を抑え込もうとしているんじゃないか?
(タテマエ上は患者集中のパニックでPCRがまわらなくなり重症者を
正しく診断(隔離)するために使えばよい)
と勘繰るくらいでしたが、医師が必要としても熱がでて経過しないと検査しない
体制はかわらず、そして、県内の感染症隔離病棟数が絶対に少なく
ECMOまでまわせるスタッフは絶対に少なく 早くからの連携と
初期診療対応は求められる基準が厳しすぎ、当初からマスクや防護衣、消毒薬など
絶対的にものもない状況で 個々の医院対応もとめられても無理なので。
医師会有志数名で、発熱外来設置を要望(医師会員輪番対応)、個人防護具の確保と
装着実施訓練の実施
(ダイヤモンドクルーズ船で非専門だった自衛隊員に一人も感染者が出なかったのは
 まさに訓練の賜物)要望したのが2月27日でした。
絶対的病床数の不足、専門医の不足、いざとなったら人材物資を京都へでも頼める
体制など知事にはFacebook経由で陳情し、対応すると返事もらってたのですが。
(結果的には何にもない)

そうこうしているうちに、自粛 自粛で 医師会員が直接集まることもできず
東京の花見騒動をひとごとのように感じ、滋賀県まだコロナゼロだし!とか
コロナビールがうれない とか 余裕かましてた時期に ヨーロッパへ拡大。
中国の悲惨な状況をどこか他人事とか 京都はマナーわるガイジンさんへって
過ごしやすくなったとか 今にして何か間違った空気があった 3月末。
花見時に突然の移動制限で不満爆発。

そして、ロックダウンとか聞きなれないことばが踊りだし、三密さけろとか
アベノマスクはエイプリルフールかと失望したり、
そして恐怖は 現実に。
大津市役所でのクラスター発生でいよいよ緊張感。
でも、私含め、世間の関心は 大津のどこでコロナでた? 閉鎖になった?

そんな場合でなく大津市役所の事例 その前の事例で関わられた先生は
大変な苦労をされたばかりでなく、保健所から 濃厚接触とか 感染源はとか
同じような「バイキン発生地」扱いうけられたらしく(そう感じられるような対応)
保健所は 敵か?とさえ。
現場 最前線の空気感がわからないんですね。

そして当院でもあまりにも経過が怪しい 咳のある 京都通勤の症例を診ることに。
理屈ではわかってたものの、いざ、防護具(ったって感染防護学問的には竹やりでB29迎撃するようなお笑い装備ですよ)完全につけたら 暑い 息苦しい 見えない
どーっと緊張し、見終わって、あちこち掃除、消毒 カーテンはずし 大量のゴミも
細心の注意して片づけ、全職員帰宅後すぐ頭からシャワー指示。
幸い、その後、保健所から「実はオタクの患者さん・・・」って恐怖の電話はありませんでした。これが4/13 草津のクラスターがあった程度?
でも、東京、大阪、兵庫など

いい実地訓練だとおもってまだ緊迫感なかったものの、その後みるみる患者が増えて
陽性なら軽症だろうが隔離ってベッドがなくなったのが 4/16 ここでしまった と
気づきました。

全く、顔を合わせられない医師会員有志の先生方と始めて流行りのZOOMで
顔合わせしたのが、4/17。もう、遅かった(ほぼ東京のようになる)と確信しました。

で、あまりにも、貧弱なんですよ。医療体制。
1か所 院内感染で止まれば もう 機能しなくなる。
恐怖に駆られて軽症者おしかけて 電話も診療も麻痺して、平気な顔の元気な保有者が
でてきたらどうしよう? 14日閉鎖というより 家族 職員 自分にかかる
確率低くても死ぬんじゃないか?(滋賀死亡例1例目は基礎疾患のない60歳)
そこから一気に 遅れ取り戻すために体制整備 ですが
幸い、以後の患者増加がまだ ぎりぎりで 危機感のあるところです。

PCRで陽性 しかも有症状のセレクト 恐らく相当数(10倍以上)の感染者がでてしまっているはずで、もう、クラスター押さえの失敗。というより、誰がかかってもおかしくない状況になっているんです。滋賀も1/5 っていってますけど
こういう感染症のときの経験 データ 数字 ってのは驚くほど誤差少なく
無慈悲なほど性格です。日々刻々情報も分析もかわるんですけど、でているデータのとおり 4/13時点で若年者層が急増 もう歯止めかかってなくて そこら中に感染者が拡大している 死者はやはり80歳以上は10.2% 


重症者ということばに埋もれますが
高齢者で人工呼吸器ついたら何らかの後遺症は半数で出るんです。死ななくとも。
つまり 高齢者でコロナにかかれば(健康寿命は)死ぬのは ウソじゃない。
極論 半分本当です。

全く、地域でコロナを支える チーム 体制づくりが見えません。
市民病院のスタッフとも話せませんが きっとなきながら働いてます。
逃げたいけど逃げれません 自粛できません 家族子供食事趣味ほったらかしです。

TVの画面だけじゃなくて 新聞の文字だけじゃなくて そこに移らないこと 行間を
想像力で補ってください。
人の憂い によりそって 優しい。 優れる。
優しい ってとんでもなく負担のかかる残酷な言葉なんですが、期待をこめてつけた
長女は完全に名前負けして優しさのかけらも見えません。
で、冗談はさておき、 本当に 緊急事態 異常事態 なんです。大津 滋賀!
全然体制不十分で(上の写真のマニュアルは諏訪総合病院の玉井先生が4/6につくられ
今度は地方と警告されていたのに)今 コロナに罹ったら ホンマに大変です。

どうか、家にひきこもってください。
子供も外で遊ばせちゃだめです。(どうしたら安全か親が理解して管理しないと)
1件でも 志村けんさんのような悲劇を起こしちゃいかんのです。
家でTVゲームして遊ぶことが 誰かを救うことになる この意味がわからない限り
Stay Home!
無知無関心が無責任より罪深いです。

どうか、危機感を。
でも、ちゃんとしてれば、そんなに簡単にかからないのも事実。データあり。
それが 三密をさける。ソーシャルディスタンス。
わかりにくい新語ですけど、意味を知って初めて外へでて いいんです!
わからずに行動する人も いますが それも含め 災害 社会が病んでるんです。
時間はかかります。恐らく。皆さんが思っている以上。
もう逃げらない。どう、つきあっていくのか。そして、人生 世の中 コロナだけじゃない。
しんどいところに 優しさあり。 時間=いのちを その価値を見つめなおしましょう。

コロナ ウイルス1コ (って0.5マイクロメートル) 触ったくらいじゃうつりません。目的地は 肺のおくのⅡ型肺胞上皮か気管支 一定数はじぶんの免疫で撃墜します。
それを超えたら 感染 で 発症するかどうかは また別。それが怖い。
まもなく わかりやすい マンガも考えてますが 是非詳しく知りたい方は
玉井先生のマニュアルを。(都会編)

   

2020年4月10日金曜日

コロナウイルスの話題しかないんでしょうか?

もう、TVはずーっと「コロナワイドショー」状態で嫌になりますね。
志村けんさんの死去頃から 一層雰囲気もかわりましたね。
気温や湿度が上がれば 勢い落ちてくれないか?と 一抹の期待もありましたが
無理なようです。
出口が見えないのは大変つらいところですが、長期戦になるのは
ほぼ間違いなく、感染症疫学には疎い個人としては、2009年の新型インフルエンザの
パンデミック収束まで1年だったので、それ以上ではないかと覚悟してます。
日本のとっておき アビガンの効果や(※強い催奇形性があり妊婦さん使えません)
ワクチンもどうやら秋ごろには実用化されそうなので
半年ほどで状況は大きく変わりそうですが。

個人的には 志村けんさんにつづいて、16年共に過ごした愛犬を亡くして
かなりがっくりし、寂しさ 虚しさ つづくばかりです。

現状、診察は皆さま落ち着いて来院していただいており
時間区切った「感染外来」も、あまり出番のない状況で助かってます。
とにかく、「疑い」あれば「感染者」として対応せざるを得ないため
装備の準備から、診察(できるだけ短時間(2分以内)とも)、その後の
片づけ、消毒など 想像以上に手間がかかります。
一般外来は安定されている方を長期処方にして間隔をあけていますので
一般受付(機械)後の自宅待機や web予約を利用していただいており
30分以上の院内滞在がほぼない環境を保てております。
内視鏡診療や耳鼻科診療も、換気システムを強力に設計していたおかげで
現状の対策で、診療する自分自身も安心できる感染対策がとれています。

医療機関宛のマスク配布も 結局最初10枚 次に 20枚
GW明けに20枚 というような惨状です。
充分に自分自身の身を守れる防護装備がないのに、前線で診療しなさい 
というような体制が変わらないので
三日月知事や大津市医師会に 場所とモノを準備 「感染外来」を
用意してもらえればそこに出向くと数人の有志の先生と提案していますが
遅々として進みそうにありません。

滋賀県でPCR検査は現在1日 30名しか対応できないようです。
すでにクラスター押さえて追跡という段階でもなくなってますので
片っ端から検査の意義もないですし、陽性率60%-70%と信頼性の低さの
問題も如何ともしがたいですが、報告されている以上の患者の存在を
確実視してます。

もとは、「かぜ」の15-20%は 「コロナ」とも言われており
それの新型で重症化するし、長期排泄されるしが とにかく厄介なのですが
完全鎮圧はできないですし、
いずれ皆かかるわけですが(6割型感染して終息)ゆっくりかかっていかないと
治療の場がない、他の診療がとまるというような「医療崩壊」となるわけです。
(心筋梗塞 脳卒中など 本来救命できる疾患にも影響が出る)

すでに、大津日赤の耳鼻科は開業医からの紹介に制限をかけています。
大津市民病院の緩和ケア病棟は閉鎖になりました。

不安だから、心配だからと 軽症で来院されたり
その繰り返しになれば、当クリニックの発熱外来枠は簡単になくなります。

医療的には非常事態と言われますが、まさにそのとおりで
平時 と 違うのは
戦争、災害、大事故と同じで 「最大多数の最大幸福」を目指すことと
それに関わるまずは「私自身」の安全(感染しないこと)が原則になります。

大きな混乱なく診療が続けられていることには 本当に感謝しています。
このまま、なんとか、診療が継続できるようご協力いただければと願います。

いろいろな情報があふれてますが医師からのメッセージとして
紹介させてもらいます。

~ 神 奈 川 県 民 の 皆 様 へ ~ (神奈川県医師会からのお願い)
 神奈川県医師会長 菊岡正和先生
https://kanagawa-med.or.jp/images/about_coronavirus.pdf?fbclid=IwAR1LzSqAl3MZmV8wgmpeWtALkfYVxe4RdS-761h-wOxx0dG4yCZeM0lkX6c


2020年3月8日日曜日

【続】新型コロナウイルス考(※2020.3.8時点の院長の私見を大いに含みます)

滋賀県でも患者が発生し、いよいよ対策を本格化せざるを得なくなりました。
発熱(37.5℃で区切ってます)ある方、あった方は
出入り口、診療を区切っての対応としています。

しかし、若い方で、花粉症かな?として来院されて実は
新型コロナウイルス感染だった という可能性は充分ありうるわけで
無症状の軽症者が圧倒的に多いという予測にたてば
現状の「隔離」「拡大抑制策」の限界は自明です。 
いつまで厳格な警戒体制をつづけるのかということを
(恐らくは新規患者数の発生がへるポイントがわかるまで誰もやめられないでしょうが)
感覚、とか、忖度、とか、利害 とかなし
「科学」(疫学) 確率論で 対応していく必要があります。

首相が「非常事態宣言」すれば 各自治体(都道府県知事)に
権限が集中するわけですが、果たして、防災、疫学そういう観点で
冷静迅速な対応ができるのでしょうか?

「何を心配しているのか?」と言われれば
軽症者の集中による医療機関の麻痺、そして重症者が救えなくなること
また、新型コロナウイルス感染ばかりに 医療資源(ヒト・カネ・モノ)が
奪われれば、本来、救えるべき救急診療にも支障をきたす可能性があること です。

広島では医療機関を7-8回受診しての 初めての新型コロナウイルス感染診断
大阪 国立循環器病センターの 1週外来 休止

動き回る軽症者が明るみになってくる(検査すれば明らかに増えてくる)と
二類感染症だからと かかわった人間、施設、2週機能停止させるのが
本当にただしいのか?
(初期、蔓延防止策としては正しいのですが)
諸外国からの入国制限をしておきながら、国内流行地域の「満員電車」のリスク
どうするのか?

まずは、医療的な危機 ですが
「新型コロナウイルス感染」で入院 ばかりになれば収容機関のベッドなんて
すぐにうまります。
災害対策と同じで「最大多数の最大幸福」を目指すなら
溢れかえる軽症者は待ってもらって(ちゃんと制御して) 本来救わなければならない
重症者を最優先で「トリアージ」していく必要があって、
大多数の「心配だから」という若い層がちゃんと自宅待機すべき意味を
きっちり伝えているか、また理解しているか といえば甚だ疑問です。

なんでもかんでも検査して見つけて隔離 という段階ではなく
PCR検査の感度(陽性を陽性として判定する)の限界と
その検査を行う際にも、周辺(ヒト、モノ、環境)感染リスクが極めて高いこと
で、本当に「PCR検査」が必要なのは誰なのか
(間違いなく呼吸困難起こしている重症者です)
周辺、濃厚接触者の検査ばかり増やしてももう仕方ない時期ではないのかと思われます。

ほぼ、同意見のサイトです。
https://newspicks.com/news/4681900/body/?fbclid=IwAR0schmsQqj3xoYEKO40vwkShoSCYdhexqD0Oo3dqo_6TYVwzWB9skW7u1c

検査、検査とさわぐメディアに洗脳されてもいけないです。
「罹って死にたくない」のは誰しも同じですけど、
SARS、MARSより致死率は圧倒的に低く
季節性インフルエンザより高いんだけど、ほぼ軽症で済むことが多く
(昨年1月は季節性インフルエンザで統計上毎日54人死んでいるけど報道されないだけ)
重要化した肺炎に限ってみれば 肺炎球菌だろうがインフルエンザだろうが
報告まちまちも 致死率3-10% で (重症)肺炎そのものが
恐ろしいわけで進むところまで進めば 治療薬は「ない」
(要は人工心肺とか全身管理で「回復を待つ」しかなくなる)んだけど
そういう、機械だらけの場面を映像で流すのは恐怖の煽動にしかならない
(国営放送がこれやっちゃいけませんね)

皆、自宅に篭って 夫婦や家族の会話が増えた なんて
肯定的意見もあります。

現在、新型コロナウイルスの感染診断は、
保険収載されて医師の判断でできる ようになりましたが
行えるのは感染防護設備資材の整った「帰国者接触者外来」だけ、です。
いずれ、ここもパンクするのは自明なので
お役人は当院のような末端の診療所レベルで行うプランをたててますが
「そんなものできるか!」 です。
http://www.kankyokansen.org/uploads/uploads/files/jsipc/COVID-19_taioguide2.pdf?fbclid=IwAR1KBdXgeRC-nUZ_6T7QJ4fHOeGnXgh_CY-JvQyBVSfr2cKXP5WsY0bYes8

屋外でドライブスルー検査 韓国はやってます。

大津市医師会の先生方とも「協力はするから”場”を準備してください」と
保健所にも訴えました。三日月知事にも伝えました。
65歳以上の開業医の先生に、不十分な装備で検査しなさいって
言うことは、新型コロナウイルスに罹って14日休んでくださいどころか
一歩間違えば命を危険にさらしてください。 というのと同じでは?
 
当院での実際の診療ですが、
検査患者さんが診療開始直後は集中します。
9:00から 区分けして診察しますが
問診(かなり詳し目)、診察、そして、インフルエンザ検査と胸部レントゲン検査が
ほぼ必須になって、説明、処方、会計 急いでも20分かかります。
そのあとの消毒処置換気などいれても1名30分が限界です。
発熱者だけでなく、「かかりつけ」の慢性疾患の患者さん
内視鏡などの検査の患者さん、ゾーンをわけての案内してますが
1名6分で診療しても 待ち時間が出ます。
一定の限度内でしか診療はできず、時間超えての対応ができないので
「ルール」決めての対応をさせていただいています。
(すでに当院での診療は飽和状態なので余力がありません)

4月から菅医師をお招きして、耳鼻科診療拡充しますが
本当は内科、小児科医師を配置して、私の診療混雑を改善したいのですが
本当に医師確保は困難です。
花粉症や扁桃炎などは、できるだけ耳鼻科診療へ
(必要あれば内科へ戻ってもらってます)
また、検診などの知識、スキルUPしていただいてからは
西川医師と同様に内科一部の外来診療を兼務していただくことになりますので
ご理解ご協力よろしくお願いします。

2020年2月26日水曜日

新型コロナウイルス 対策など

注意)以下の内容は記載時における院長の個人の私見によるものであることを予めお断りします。

開院当時に新型インフルエンザH1N1(2009)の騒動があったのが
よい反省になっているように思えますが、
10年経ってもう定着しており、インフルエンザの年間の死者数は死亡統計上
3000人、2019年1月では1685人がなくなっていて、1日あたりにすると
54人ということになり、現在のコロナウイルスに比べれば如何に多いかと
判断できるはずなのですが、報道されればいかにも多く 
されなければなかったかのように錯覚する現状で 「想像力」と「冷静さ」が
どれだけ重要か痛感します。

連日、死者の報道や若年者の重症例などが報道されると
新型コロナウイルスがとんでもなく恐ろしく思えるものの、致死性が高いことが
恐ろしいのではなく、「感染力」が高いことこそ恐ろしいのであって

武漢では、集団の会食で広がったらしい
日本でもクルーズ船のDMAT隊員や救急隊員ですら(装備十分なのに)感染
どうも熱帯地域や南半球ではまだひろがってない
SARS MERSも一定のポイントで患者数は減少する

ここ数か月で拡大が抑え込めるかどうかがカギなのは間違いないのでしょうが
ほぼ「皆かかっていくものだ」というくらいの覚悟(つまり慌てないということ)
それから できる限りかからないのはどうするか 何ができるか 
これを考えることになります。

空気感染や飛沫感染があったとしてもそれが主ではなく
指先から自身の粘膜へ付着させる接触感染が主な感染ルートではないかな
(DMAT隊員や救急隊員での感染)
と思われ、
最も危険な感染場所は 病院、医院ということになりそうで
そこのドアノブ、取っ手が一番多数にさわられることになりそう
と、いうことで、院内にも徹底的に掲示をしてみました。

本当は手指消毒液を来院患者さんの分すべてに用意したいところですが
昨今の事情で自身や職員の分ですら入手困難な状況です。
30秒1回の手洗いより 15秒2回の手洗いが残存細菌・ウイルスすくないという
データもあるらしく、とにかく、院外に出られたらできるだけすぐに
手洗いをおねがいしたいところです。