2020年4月10日金曜日

コロナウイルスの話題しかないんでしょうか?

もう、TVはずーっと「コロナワイドショー」状態で嫌になりますね。
志村けんさんの死去頃から 一層雰囲気もかわりましたね。
気温や湿度が上がれば 勢い落ちてくれないか?と 一抹の期待もありましたが
無理なようです。
出口が見えないのは大変つらいところですが、長期戦になるのは
ほぼ間違いなく、感染症疫学には疎い個人としては、2009年の新型インフルエンザの
パンデミック収束まで1年だったので、それ以上ではないかと覚悟してます。
日本のとっておき アビガンの効果や(※強い催奇形性があり妊婦さん使えません)
ワクチンもどうやら秋ごろには実用化されそうなので
半年ほどで状況は大きく変わりそうですが。

個人的には 志村けんさんにつづいて、16年共に過ごした愛犬を亡くして
かなりがっくりし、寂しさ 虚しさ つづくばかりです。

現状、診察は皆さま落ち着いて来院していただいており
時間区切った「感染外来」も、あまり出番のない状況で助かってます。
とにかく、「疑い」あれば「感染者」として対応せざるを得ないため
装備の準備から、診察(できるだけ短時間(2分以内)とも)、その後の
片づけ、消毒など 想像以上に手間がかかります。
一般外来は安定されている方を長期処方にして間隔をあけていますので
一般受付(機械)後の自宅待機や web予約を利用していただいており
30分以上の院内滞在がほぼない環境を保てております。
内視鏡診療や耳鼻科診療も、換気システムを強力に設計していたおかげで
現状の対策で、診療する自分自身も安心できる感染対策がとれています。

医療機関宛のマスク配布も 結局最初10枚 次に 20枚
GW明けに20枚 というような惨状です。
充分に自分自身の身を守れる防護装備がないのに、前線で診療しなさい 
というような体制が変わらないので
三日月知事や大津市医師会に 場所とモノを準備 「感染外来」を
用意してもらえればそこに出向くと数人の有志の先生と提案していますが
遅々として進みそうにありません。

滋賀県でPCR検査は現在1日 30名しか対応できないようです。
すでにクラスター押さえて追跡という段階でもなくなってますので
片っ端から検査の意義もないですし、陽性率60%-70%と信頼性の低さの
問題も如何ともしがたいですが、報告されている以上の患者の存在を
確実視してます。

もとは、「かぜ」の15-20%は 「コロナ」とも言われており
それの新型で重症化するし、長期排泄されるしが とにかく厄介なのですが
完全鎮圧はできないですし、
いずれ皆かかるわけですが(6割型感染して終息)ゆっくりかかっていかないと
治療の場がない、他の診療がとまるというような「医療崩壊」となるわけです。
(心筋梗塞 脳卒中など 本来救命できる疾患にも影響が出る)

すでに、大津日赤の耳鼻科は開業医からの紹介に制限をかけています。
大津市民病院の緩和ケア病棟は閉鎖になりました。

不安だから、心配だからと 軽症で来院されたり
その繰り返しになれば、当クリニックの発熱外来枠は簡単になくなります。

医療的には非常事態と言われますが、まさにそのとおりで
平時 と 違うのは
戦争、災害、大事故と同じで 「最大多数の最大幸福」を目指すことと
それに関わるまずは「私自身」の安全(感染しないこと)が原則になります。

大きな混乱なく診療が続けられていることには 本当に感謝しています。
このまま、なんとか、診療が継続できるようご協力いただければと願います。

いろいろな情報があふれてますが医師からのメッセージとして
紹介させてもらいます。

~ 神 奈 川 県 民 の 皆 様 へ ~ (神奈川県医師会からのお願い)
 神奈川県医師会長 菊岡正和先生
https://kanagawa-med.or.jp/images/about_coronavirus.pdf?fbclid=IwAR1LzSqAl3MZmV8wgmpeWtALkfYVxe4RdS-761h-wOxx0dG4yCZeM0lkX6c


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